SEQUENTIAL TAKE 5 ポリチェイン OS アップデートが利用可能に
カリフォルニア州サンフランシスコ — 2025年11月6日 — SEQUNETIAL は、高い評価を得ているポリフォニック・シンセサイザー「TAKE 5」の大幅な OS アップデートを発表しました。今回のアップデートでは、創造力をさらに広げる強力な新機能が追加されています。このアップデートはすべての TAKE 5 ユーザーに無料で提供されており、現在 SEQUENTIAL の公式サイトからダウンロード可能です。
今回のアップデートの中心となるのは、「ポリチェイン」機能です。2台の TAKE 5 をリンクすることで、完全に統合された10ボイスのシンセサイザーとして使用可能になりました。これにより、演奏者はボイス・スティールを気にせず、より分厚く複雑な和音を演奏できます。フロントパネル上のすべてのコントロールは2台の TAKE 5 間でミラーリングされ、まるで1台のシンセサイザーのようにシームレスな操作が可能です。
アルペジエーターには、リズムとメロディのアイデアを刺激する10種類の新しいプレイモードが追加され、創造性を飛躍的に高めます。「Spiral」や「Leapfrog」といったモードでは、予想外の音楽的展開を生み出し、生き生きとしたフレーズを作り出します。これらのパターンは単純な上下の動きにとどまらず、仮想の「再生ヘッド」を使って複雑なノートの軌跡を描き、楽曲に新たな味わいを加えます。
「Whiplash」は新しいタイミングモードです。押さえているノート数に関係なくアルペジエーターの各サイクルの長さを一定に保ちます。その結果、ノートが密集したり分散しながら、楽曲全体の小節の長さと同期し、リズミカルな緊張感と解放感を生み出します。
また今回のアップデートでは「バイオレット・ノイズ」も追加されました。高音域を強調し低音域を抑えたノイズタイプで、滑らかで煌びやかなテクスチャから空気感のあるパーカッシブなレイヤーまで、サウンドデザインの新たな可能性が広がります。
SEQUENTIAL 社 CEO の David Gibbons 氏は次のように述べています。
「TAKE 5 のサウンドは多くのミュージシャンに好評をいただいており、ボイス数拡張の要望も多く寄せられていました。新しい OS では、TAKE 5 を10ボイスのパワフルなシンセサイザーとして使えるだけでなく、遊び心と創造性を刺激する新機能も追加されました。」
SEQUENTIAL TAKE 5 は、クラシックな Prophet-5 のサウンドに、コンパクトで可搬性に優れたデザインと直感的なレイアウトによる優れた操作感を融合したシンセサイザーです。5ボイスの同時発音数 (今回のアップデートでデスクトップ・モジュールを追加すれば10ボイスに拡張可能)、本格的なアナログ・オシレーター、象徴的な Prophet-5 フィルター、そして奥深いモジュレーション機能を備えた本機は、SEQUENTIAL の伝説的なサウンドを手にするための入門機として最適です。
TAKE 5
