ARGON8 ファームウェア v3は、3年前のリリース以来、高い評価を得ているウェーブテーブル・シンセサイザーの最大のリリースで、これまでにない創造性を刺激する機能を提供します。
前回のファームウェアv2.6では、ARGON8 シンセに60種類のウェーブテーブルを追加しましたが、今回はさらに進化して、これまでにない創造性を刺激する機能を提供します。ARGON8 Firmware v3 は、3年前のリリース以来、高い評価を得ているウェーブテーブル・シンセサイザーのための最大のアップデートです。
より多彩なシンセサイザーサウンドを
新しい Vintage パラメータは、ヴィンテージシンセの技術的な不安定さをエミュレートすることによって、ウェーブテーブル・テクスチャの有機的な質感を変更することができ、特定のチューニングや異なるバリエーションがサウンドの生成に影響を与えます。Oscillator Free Run は、アナログシンセサイザーで知られるもう一つの新機能で、ARGON8 のサウンドの柔軟性を高めます。パーカッシブなサウンドや電子ピアノのパッチなど、一貫したトランジェント出力が必要な場合は、この機能をオフにすることをお勧めします。一方、パッドやストリングスサウンドでは、Oscillator Free Run を有効にすることで、表現力豊かでユニークなサウンドを実現するための不足分を補うことができます。クラシックなシンセ・サウンドは、ヴィンテージとフリーラン・パラメーターによってより生き生きとしたものになり、キーボードを弾くたびに以前とはわずかに異なるサウンドが得られます。
ファームウェアv3は4つの新しいフィルタータイプを追加します。4-Pole Ladder Filter、1-Pole Ladder Hybrid、Resonant Phaser Ladder Filter、新しい 2-Pole Sallen-Key Filter などです。すべての新しいフィルターにはプリフィルターが搭載され、統合されたポールスイープ機能により、オーディオ・スペクトルをシームレスにモーフィングすることができます。ラダー・フィルターは、よりクラシックなシンセ・トーンに加え、より複雑なフィルター出力によって ARGON の実験的な能力を拡張し、Sallen-Key フィルターは、特にドライブFXと組み合わせたときに、荒々しくドライブのかかったサウンドにまったく新しいレベルとキャラクターをもたらします。
多数のエフェクトを追加
フレキシブルなプロセッシング・ディストリビューション・システムを活用し、新たに追加されたエフェクトは2つのエフェクト・スロットのパワーを占有し、サウンドのパワーと深みをさらに増します。V2 Reverb は、サウンドにわずかなスペースを追加したり、無限大に近い巨大なリバーブやその中間のようなサウンドに最適です。新しい Chorus v2 は、ベストセラーの COBALT5S と COBALT8 シンセから移植され、ARGON8 にヴィンテージ・コーラストーンを追加します。さらに、Phaser v2、Compressor、3-Band EQ、Unisoniser、Utility、Drive などのエフェクトも搭載し、あなたのカスタムパッチの最終的な仕上げに多数の選択肢を与えます。
v3 プリセット
Firmware v3 の新機能を活用した100の新しいファクトリー・プリセットからなる専用バンクを追加します。
さらに...
新しいファームウェアでは、プログラマブル・アルペジエーターに新しい Arp Directions が追加され、ミュージシャンとプロデューサーを刺激します。ファームウェアv3は、OLED ディスプレイの機能、オーディオ入力の品質、オーディオ出力のゲインステージングなども改善されています。
MODALappを使ってARGON8をアップデートする
MODALapp の最新バージョン（2.8.4以降が必要）を使えば、MODAL シンセサイザーのアップデートは数ステップで簡単に完了します。コンピューターやモバイルデバイスでアプリケーションを開くと、自動的にアップデート手順を案内してくれます。
ARGON8 Factory Vol.3
ARGON8ファームウェアv3のリリースに伴い、ARGON8、ARGON8M、ARGON8X 用のファクトリー・プリセット・ライブラリーの第3弾を発表します。ARGON8ファクトリーライブラリーVol.3のダウンロードはこちらから。
