SEQUENTIAL 3つのオシレーターとラダー・フィルターを搭載した6ボイス・アナログ・ポリフォニック・シンセサイザー「Trigon-6」を発表

SEQUENTIALは、クラシックな3VCOとラダー・フィルターのサウンドを演奏することができる、現代的な設計の6ボイス・ポリフォニック・アナログ・シンセサイザー「Trigon-6」を発表しました。Trigon-6はSEQUENTIALチームによってデザインされ、Dave Smithが最後にデザインを手がけたシンセサイザーです。「Dave SmithはTrigon-6の開発に熱心に取り組んでおり、シンセ・クリエイターとしての彼の遺産を継承していると考えています。」SEQUENTIAL CEOのDavid Gibbonsは語ります。

Trigon-6は1つのボイスにつき3つの新設計の独立したVCOを搭載し、波形を同時に選択できます。（三角波、ノコギリ波、逆相ノコギリ波、パルス幅可変のパルス波）フィードバックとドライブを備えた2ポール/4ポール・ラダー・フィルターのデザインは、シンセサイザーの黎明期以来、その魅力を実証してきたクラシックなトランジスタ・ラダー・フィルター・サウンドにSEQUENTIAL独自の設計を加えています。アナログVCAはアナログ信号経路を完成させます。

「新しいVCOとフィルターにより、Trigon-6は非常に温かく存在感のあるサウンドになりました。」CEOのDavid Gibbonsは語ります。「クラシックで大きく、パンチの効いたアナログ・ラダー・フィルターの音色はすべて実現していますが、私たち独自の強化が施されています。ドライブとフィードバックを追加することで、一般的なサウンドよりも幅広いバリエーションを実現することができ、同時に攻撃性を抑えてスイートでクリーミーな音色を簡単に実現することもできます。」

Trigon-6は、Prophet-6とOB-6からインスピレーションを受け、そのサイズや設計と操作しやすいノブごとに機能が割り当てられたパネルデザインを継承しています。また、多くの人に愛されているPoly Modセクションも強化されています。モジュレーション・ソースは、フィルター・エンベロープとオシレーター3（いずれもバイポーラ・コントロール）です。モジュレーションのデスティネーションは、オシレーター1、2、3の周波数、オシレーター1、2、3のパルス幅、ローパス・フィルターのカットオフ、そしてフィードバックです。

また、ボイス数（1〜6ボイス）とキー・モードが設定できるユニゾン・モードも搭載されているのもポイントです。

ノブごとに機能が割り当てられているフロント・パネルは、メニューにアクセスすることなく、ほぼすべてのパラメータへ即座にアクセスすることができます。プリセット・スイッチをオフにすると、ライブ・パネル・モードになり、Trigon-6のサウンドが現在のノブやスイッチの設定に切り替わります。「Trigon-6は可能な限り素早く簡単に操作できるようにしたかった。」シニア・プロダクト・デザイナーのAndrew McGowanは語ります。「プリセットをオフにすると、パネルに見えている設定がそのままサウンドとして聴こえるようになります。」

デュアル・エフェクト・セクションは、スタジオ・クオリティのリバーブ、ディレイ（デジタル・アナログ・モデルを含む）、コーラス、フランジャー、フェイズ・シフター、リング・モジュレーションを搭載しています。エフェクト自体は24ビット48kHzの解像度を持つデジタル・エフェクトですが、エフェクトをオフにするとトゥルーバイパスにより完全なアナログ信号経路になります。また、独立したステレオ・ディストーションも搭載しており100%アナログです。

さらに、Trigon-6はマルチモード・アルペジエーターと、最大64ステップ（1ステップあたり最大6音）と休符をプログラムできるポリフォニック・ステップ・シーケンサーを搭載しています。ポリフォニック・キーボードによる入力が可能で、外部MIDIクロックに同期することができます。

フルサイズ4オクターブ、高品質Fatar社製セミウエイテッド・キーボードは、ベロシティとアフタータッチに対応しています。「Trigon-6はサイズを第一に考えました。可搬性とパワーの理想的な組み合わせだと思います。」CEOのDavid Gibbonsは語ります。「そして何より、素晴らしいサウンドです。このサウンドは多くのミュージシャンに気に入っていただけると思います。」

日本語製品ページは近日中に公開予定です。

発売時期は決定次第、福産起業ホームページ、Twitterでお知らせします。