Modal Electronics COBALT8 シリーズ ファームウェア v1.1 & MODALapp v2.7 リリース

COBALT8 シリーズの新しいファームウェア・アップデートv1.1 がリリースされました。COBALT8、COBALT8M、COBALT8X に、独自の波形アーキテクチャに対応した6つの新しいアルゴリズムが追加され、ユーザーから寄せられた数多くのワークフローの改善が反映されました。プロデューサー、パフォーマー、シンセマニアの創造性をさらにかきたてるアップデートとなっています。

COBALT8 ファームウェア v1.1

COBALT8 ファームウェア v1.1 では、FM および AM のオシレーター・モデルに焦点を当てた6つの新しい独自のアルゴリズムを搭載しており、デュアル・コントロールで精密な音作りが可能です。

新しいアルゴリズムは以下の通りです。

FM Saw:Square

ノコギリ波をキャリア、矩形波をモジュレーターとしたフリーケンシー・モジュレーションで、FM Depth(A)とModulator Frequency Ratio(B)をフルコントロールできます。

FM Square:Square

キャリアとモジュレーターの両方に矩形波を使用したフリーケンシー・モジュレーションで、FM Depth(A)とModulator Frequency Ratio(B)をフルコントロールできます。

FM Tri:Square

キャリアに三角波、モジュレーターに矩形波を使用したフリーケンシー・モジュレーションで、FM Depth(A)と Modulator Frequency Ratio(B)をフルコントロールできます。

Noise AM Saw

フィルタリングされたノイズソースでアンプリチュード・モジュレーションされたノコギリ波で、AM Depth(A)とNoise filter cutoff(B)をフルコントロールできます。

Noise AM Square

フィルタリングされたノイズソースでアンプリチュード・モジュレーションされた矩形波で、AM Depth(A)とNoise filter cutoff(B)をフルコントロールできます。

Noise AM Tri

フィルタリングされたノイズソースでアンプリチュード・モジュレーションされた三角波で、AM Depth(A)とNoise filter cutoff(B)をフルコントロールできます。

さらにファームウェアv1.1では、互換性のあるスタジオ周辺機器に MIDI クロック情報を継続的に送信するマスタークロック・モードなど、多数の新機能とワークフローの強化が追加されています。

MODALapp v2.7

COBALT8 ファームウェアアップデート v1.1 と同時に、MODALapp v2.7 をリリースし、安定性の向上とパフォーマンスの改善を行いました。MODALapp は、Modal Electronics ハードウェア用のフリーのサウンドエディターです。すべてのシンセシスとパフォーマンス機能を正確に編集することができ、Modal Electronics シンセサイザーの全製品に最新のファームウェアアップデートを簡単にインストールする機能も備えています。

MODALapp v2.7 は macOS、iOS、iPadOS、Windows コンピュータ、Android モバイルデバイスに対応したマルチプラットフォームのアプリです。VST3 と AU のプラグインとして使用することで、Ableton Live、Cubase、Logic Pro X などの互換性のある DAW ソフトウェアで音楽を制作する際に、ユーザーはしっかりと音作りの流れを把握することができます。