Oberheim OB-X8 のデスクトップ・モジュール・バージョン「OB-X8 Module」を発表
米国カリフォルニア州サンフランシスコ発 - Oberheim は本日、80年代の名機 Oberheim OB-X、OB-Xa、OB-8 シンセサイザーのサウンドを忠実に再現し、高い評価を得ている8ボイス・アナログ・ポリフォニック・シンセサイザー OB-X8 の待望のデスクトップ・モジュール・バージョン「OB-X8 Module」を発表しました。そのプリセット、シンセシス機能、サウンドエディット・コントロールのすべてを、すべてのミュージシャンのクリエイティブ・スペースにフィットするコンパクトなサイズで実現しました。
「オリジナルの OB シンセは部品が隙間なく詰まっていて、設置するために大きなスペースが必要でした。デスクトップやラックマウントで、あのサウンドの4ボイス・バージョンを実現することは考えられませんでした。」とTom Oberheim は語ります。「8ボイスの素晴らしい OB-X8 スリー・イン・ワン・シンセサイザーが、スタジオにフィットするサイズで登場しました。」
新しい OB-X8 デスクトップ・モジュール・バージョンには、オリジナルのキーボード・バージョンにあった61鍵の Fatar キーボードとエクスプレッション・レバーは含まれていません。しかし、このモンスター・シンセのサウンド・パワーを、あらゆる規模のスタジオに適したコンパクトさと、持ち運びに便利なサイズで、多くのアーティストが演奏できるようになりました。
OB-X8 Module は、キーボード・バージョンと同様に、ディスクリート VCO、VCA、フィルターを備えた完全なアナログ信号経路を特徴とする、同一のサウンド・エンジンを搭載しています。また、フロント・パネルはノブごとに機能が割り当てられているので、サウンド・デザインに必要なほぼすべてのパラメータへすぐにアクセスできます。
「Oberheim ブランドを復活させることは私たちにとって大きな喜びでした。」と CEO の David Gibbons は語ります。「2022年5月に OB-X8 キーボードを発表して以来、スタジオのスペースに余裕がなく、このユニークなシンセサイザー・サウンドを手にすることができないアーティストたちのために、デスクトップ・モジュール・バージョンを求める声が多く寄せられていました。」
Oberheim のシンセは単なる楽器ではなく、プリンス、ヴァン・ヘイレン、ハービー・ハンコックなどの著名なアーティストの手によって、時代を彩る象徴的なサウンドが演奏されてきました。そして今、まったく新しい世代のアーティストたちが、 OB-X8 を通して自分たちのサウンドを発見しています。「OB-X8を演奏してすぐに Oberheim の歴史、つまりOB-XからOB-Xa、OB-8へと進化したモデルごとの違いを細部に至るまで研究、再現されていることに気が付いた。 そして、その技術者魂と努力には本当に感銘を受けたね。」ナイン・インチ・ネイルズのクリエイティブ・フォースであり、アカデミー賞作曲家でもあるトレント・レズナーは語ります。「この名機をより多くの人々に体験してもらえることを楽しみにしています。」
OB-X8 Module の外径寸法は 55.88 cm x 21.59 cm x 10.16 cm、重量は4.34 Kg というコンパクトなサイズを実現。
日本国内では2023年7月に発売予定です。