

Alpha Base MkII
サポート情報
Alpha Base MkII ファームウェア アップデート
SDカードを使用したAlpha Base MkII OSのアップデート手順
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最新のファイル 「AlphaMk2.bin」をコンピューターにダウンロードしてください。ウェブサイトの製品ページをスクロールすると、アップデートファイルの項目に同じファイルがあります。このファイルをSDカードのルートディレクトリにコピーしてください。
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SDカードをAlpha Base MkIIに挿入してください。**(DISK)** を押してください。ディスプレイには次のように表示されます :
> WAV found:254 Target:001
> ABW0001.raw___Load=Entディスクが最初に開かない場合は、SDカードを取り出して再度差し込み、もう一度お試しください。また、本機をしばらく起動させておくことで、SDカードを正しく読み取れるようになる場合があります。試行するたびに、最初にカードを取り出してから再度差し込んでください。
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カーソルを右に動かし、ディスプレイに次の表示が出るまで進めてください :
> Load OS System File
> AlphaMk2.bin___Load=Ent -
ここで **(Enter)** を押してください。ディスプレイには次のように表示されます:
> Attention OS Update!
> Are you sure? Load=Ent -
ここで再度 **(Enter)** を押してください。アップデート処理が開始され、システムファイルがフラッシュメモリーにコピーされます。この処理の最中は、Alpha Base MkIIの電源を絶対に切らないでください。数秒後、ディスプレイには次のように表示されます :
> Programming finished
> Turn unit off and on -
ここでAlpha Base MkIIの電源をいったん切り、再度入れてください。ディスプレイに新しいバージョン番号が表示されます。アップデート後は、プリセット番号などのグローバル設定が初期状態にリセットされる点にご注意ください。STO KIT を押すと、現在のグローバル設定が再び不揮発メモリーに書き込まれます。以上です。
SDカードを使用したAlpha Base MkII パネルボードCPU OSのアップデート手順
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Alpha Base MkIIには独立したパネルボードCPUが搭載されており、エンコーダーやボタンのスキャン処理、RGB LEDやOLEDグラフィックディスプレイの制御を行います。最新のファイル 「ABSYSPan.bin」 をコンピューターにダウンロードしてください。ウェブサイトの製品ページをスクロールすると、アップデートファイルの項目に同じファイルがあります。このファイルをSDカードのルートディレクトリにコピーしてください。
- SDカードをAlpha Base MkIIに挿入してください。**(DISK)** を押してください。ディスプレイには次のように表示されます :
> WAV found:254 Target:001
> ABW0001.raw___Load=Entディスクが最初に開かない場合は、SDカードを取り出して再度差し込み、もう一度お試しください。また、本機をしばらく起動させておくことで、SDカードを正しく読み取れるようになる場合があります。
試行するたびに、最初にカードを取り出してから再度差し込んでください。 -
カーソルを右に動かし、ディスプレイに次の表示が出るまで進めてください :
> Load Panel CPU OS file
> ABSYSPan.bin___Load=Ent -
ここで **(Enter)** を押してください。ディスプレイには次のように表示されます:
> Panel CPU OS Update!
> Are you sure? =Ent -
ここで再度 **(Enter)** を押してください。アップデート処理が開始され、システムブロックがパネルボードCPUのメモリーにコピーされます。
> Front Panel OS Transmission -
ステップLEDが紫に点灯し、カウントアップされるブロックを示します。数秒後に赤色のLEDが点滅を開始し、実際のアップデート処理が始まります:
> Executing Flash OS
> Write to memory & resetこの処理の最中は、Alpha Base MkIIの電源を絶対に切らないでください!
- ディスプレイには次のように表示されます:
> Panel Board CPU ver 1x次に、たとえば KIT/SEQ を押すと、通常のディスプレイ表示に戻ります。再起動することなく、すぐにAlpha Base MkIIの操作を続けることができます。これで完了です。
注記 :
何らかの理由で内部転送に失敗し、たとえば次のようなエラーメッセージが表示された場合:
> Front Panel OS Transmission
>
> Missing Blocks Error
> Expected:009 Received:008
> Dump Reception CancelledS
本体の電源をいったん切って再び入れ、フロントパネルOSのアップデートをもう一度行ってください。
OS 更新履歴
一部のユーザーから、エンコーダーの数値飛びが発生するとの報告がありました。その一因はエンコーダーそのものにもありましたが、それ以上の要因がスキャナーファームウェアとエンコーダーの「加速モード」にあることがわかりました。この加速モードとは、エンコーダーをすばやく一回転させるだけで、パラメーター全域にアクセスできる仕組みです。
フロントパネルのCPU用に、より優れたスキャナーファームウェアを開発しました。これは通常のOSとは別の手順で更新する必要があります。更新手順の詳細については、以下のリンク先をご参照ください: [SDカード経由でのABMk2アップデート]
OS 1.10では、エンコーダー15をクリックすることで加速モードをオン/オフできるようになりました。これにより、エンコーダーはできる限りゆっくり操作しても、数値飛びすることなく安定して動作します。 この設定は、プリセットを保存する際にグローバル設定と一緒に記録されます。
- 1.09
MIDI受信時のイベント表示機能が大量のMIDIトラフィック時に問題を引き起こし、その結果、メインボードとの通信が途切れることがありました。OS 1.09では、RxMidi = off に設定している場合、MIDI受信時のディスプレイ更新は行われません。 - 1.08
保存とMIDI受信を同時に行った際のバグがついに修正されました。これにより、クロック同期中やMIDIノート入力中でも、フリーズや動作の不具合を起こさずに保存できるようになりました。
- 1.07
すべてのノートオフ時にパターンを切り替えると、CH/OHでノートがハングすることが多発していました。修正済。 - 1.06
バンク切り替え時のプリセットリンク切り替えバグを修正(シーケンサーの乗算処理におけるWORD指定が原因でした)。 - 1.05
CLP/RIM/CRH/RID におけるソフトウェアCVエンベロープのリスタートの挙動を改善しました。
- 1.04
パラメーターをゆっくり操作したときのバリュー増減処理をさらに改善しました。 - 1.03
リンクパターンのプリセット読み込み処理の順序を、シーケンサーが最初のステップに戻る直前の最後のステップに移動しました。これにより、ステップ1で不要なノイズや不具合が発生することはなくなりました。 - 1.02
Incslow を大幅に改善し、ピッチやルートといった緻密なバリュー入力時でも数値飛びすることなく編集できるようになりました。 - 1.01
USBディスクリプタを調整しました。