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Overview
製品概要
Microwave 1 Plugin
Microwave 1 Plugin version 2.0 は、ウェーブテーブル・シンセシスとアナログ・フィルターを組み合わせた、伝説的なハイブリッド・シンセサイザー「Microwave」を忠実に再現したソフトウェア・プラグインです。
オリジナルのサウンドや挙動を細部まで再現するとともに、現代的な機能と操作性を備え、DAW 環境で自由なサウンドデザインを可能にします。
version 2.0 の新機能
❯ 同時発音数を 8 ボイスから最大 32 ボイスへ拡張可能(発音のタイミングや音色のばらつきを忠実に再現)
❯ マルチモードにラウンドロビン/ランダムロビン・モードを追加
❯ パートごとに独立して使用できるポリフォニック・アルペジエーター
❯ ラウンドロビン・モードに対応したグローバル・アルペジエーター
❯ フィルター、トレモロ、EQ、ディフューザー、ピッチシフターを組み合わせたディレイ・エフェクト
❯ お気に入り登録、検索、各パートへの直接ロードに対応したプリセット・ブラウザ
❯ パラメーター編集に対応したマルチレベルのUndo/Redo
❯ 複数パートを絶対値または相対値で同時編集可能
❯ ミキサー/エンジニア/プロデューサーである Chuck Zwicky による新規プリセットを収録
35年前、Waldorf Music は最初のシンセサイザー Microwave を発表しました。その唯一無二のサウンドは、1990年代を代表する数多くのミュージシャンやプロデューサーを魅了しました。躍動感あふれる個性的なサウンドは、1980年代初頭のウェーブテーブル・サウンドを、その後隆盛を迎えるエレクトロニック・ダンス・ミュージックへと受け継ぎます。力強いベースライン、神秘的なウェーブテーブル・モーフィング、鋭いアタック、そしてシルクのように滑らかなパッドは、世代を超えて多くのクリエイターに影響を与えてきました。
ウェーブテーブル・シンセシスとアナログ・フィルターを組み合わせた Microwave 独自のアーキテクチャは、ハイブリッド・シンセシスの理想系を体現した存在と言えるでしょう。
そして今、この魔法のようなシンセサイザーが、ソフトウェアとして世界中のプロデューサーやミュージシャンの DAW に蘇ります。Microwave 1 Plugin は、オリジナル・ハードウェアの個性や独特の挙動までも含め、細部に至るまで丹念に再現されています。
このプラグインは、長年にわたる研究開発と情熱によって完成しました。オリジナル機を徹底的に解析し、ハードウェアのあらゆる音響特性を細部までモデリングしています。
初代 Microwave と Waldorf Wave のみが採用していた独自開発の集積回路 Waldorf ASIC。伝説的な Curtis フィルター・チップと、68k CPU ベースのコントロール・ソフトウェアとの組み合わせにより、他にはない独特なウェーブテーブル・サウンドを実現していました。この ASIC の設計には、1980年代のウェーブテーブル・シンセシスの生みの親である Wolfgang Palm が携わっています。
Waldorf は、この ASIC の動作を解析・再現するために多大な労力を費やしました。プラグイン内部では、オリジナルと同様に DAW のサンプリング・レートに依存せず 250kHz の超高サンプリング・レートでシンセシス処理を実行します。また、再現されたデジタル波形はオリジナルとビット単位で比較・検証され、100% 同一となるよう設計されています。
オリジナル機に搭載されていたデジタル/アナログ変換回路(DAC)の非線形特性や独特の音色変化も忠実にモデリングしています。その信号は、Rev A/B で採用されていた、2種類の Curtis フィルターへ送られ、オリジナルそのままのキャラクターを再現します。
また、アナログ回路特有のチューニング誤差やキャリブレーション状態も任意に調整可能です。鋭いアタック、キレのあるディケイ、美しいトランジェント。これらは初代 Microwave の象徴とも言えるサウンドですが、Microwave 1 Plugin はさらに一歩先へ進みます。
現代的で洗練されたグラフィカル・ユーザー・インターフェースにより、オリジナル機では操作性の制約から隠されていたシンセシス・エンジンの内部構造を、直感的に操作できるようになりました。
Microwave 特有の「決して機械的ではなく、常にわずかな違いを持って鳴る」サウンドは、エンベロープや LFO、モジュレーションに用いられた独自のアーキテクチャによるものです。この挙動も、細部にいたるまで忠実に再現されています。
高解像度ディスプレイに対応したフルスケーラブル UI は、高コントラストなフォントにより優れた視認性を実現。ウェーブテーブル、エンベロープ、フィルター・レスポンスカーブはグラフィカルに表示され、モジュレーションや再生ポジションもアニメーションで確認できます。これまでにない直感的なサウンド・エディットを実現し、Microwave をまるで手元で操作しているかのような感覚で音作りに没入できます。
しかし、Microwave 1 Plugin は単なるオリジナルの再現にとどまりません。本プラグインでは、初めて Microwave の内部構造をユーザーが直接扱えるようになりました。コントロール・テーブルを利用して、既存のウェーブテーブルを編集したり、新たなウェーブテーブルを直感的に作成できます。
オリジナルの全ウェーブテーブルとそのコントロール構造、さらに全波形ライブラリを収録。ユーザー・ウェーブテーブルだけでなく、新しい波形そのものを作成することも可能です。さらに、ランダマイズ機能によって、これまでにない創造的で予測不能なウェーブテーブル編集を行えます。
また、マルチモードはサウンドデザインの強力なツールへと進化しました。オリジナル機では複雑だったレイヤー作成も、プラグインでは簡単に行え、重厚なサウンドを素早く構築できます。
専用のミキサー・ページでは各レイヤー間のバランスを細かく調整でき、チューニング・テーブルやベロシティ・テーブルといった特徴的な機能も GUI 上から編集できます。
さらに、オリジナルのシングル/マルチ・ファクトリー・プリセットをすべて収録し、新たなプリセットも多数追加。オリジナル機の MIDI および SysEx ファイルも読み込めるため、過去に作成したお気に入りのサウンドをそのまま利用できます。
加えて、本プラグインはオリジナルの Microwave ハードウェア用グラフィカル・エディターとしても使用可能です。初代 Microwave を所有しているユーザーは、大切なハードウェアのサウンドをソフトウェア環境と組み合わせ、どこへでも持ち運ぶことができます。
Microwave 1 Plugin は、VST / VST3 / AU / AAX に対応し、macOS および Windows の主要な DAW で動作します。
Specifications
製品仕様
version 2.0 の新機能は青色で表示されています。
デジタル・セクション(ASIC)
- オリジナル ASIC と同じ 250kHz の内部サンプリング・レートで動作
- 各ボイスの D/A コンバーター(DAC)をモデリング
- 各マルチ・インストゥルメントに2基のウェーブテーブル・オシレーターを搭載
- ASIC をベースとした独自のデジタル・ノイズ・ジェネレーター
- オーバーフロー・バグを含む、オリジナル ASIC のデジタル・ミキサーを忠実に再現
- 補間を行わないオリジナルのピッチ生成方式を再現
ウェーブテーブル
- オリジナル・データを基に、初代 Microwave の全ウェーブテーブルをビット単位で忠実に再現
- アルゴリズミック・ウェーブテーブルおよびスピーチ・ウェーブテーブルを収録
- 8bit クオンタイゼーション/エイリアシングを再現
- コントロール・テーブルによる直感的なウェーブテーブル編集
- オリジナル機の全波形ライブラリへアクセス可能
- ユーザー・ウェーブフォーム・エディター
フィルター
- Rev A/B のアナログ・フィルターを忠実にモデリング
- ボイスごとにカットオフ/レゾナンスをキャリブレーションし、アナログ・ハードウェア特有の個体差を再現
- カットオフおよびレゾナンスをモジュレーション可能
- モジュレーションに応じてリアルタイムにアニメーション表示されるフィルター・レスポンスカーブ
アンプ
- アナログ VCA および パンニング・セクションをモデリング
- DAC の特性によるステッピングまで忠実に再現
モジュレーション
- オリジナルの 68k コードを基に、独自のエンベロープおよび LFO の動作を再現
- オリジナル機の制約によって生じる微細なタイミングの揺らぎをモデリング
- ディレイ・パラメーターを備えた ADSR フィルター・エンベロープ
- ADSR ボリューム・エンベロープ
- フィルター/ボリューム・エンベロープの各ステージをモジュレーション可能
- 可変キーオフ・ポイントおよびループ機能を備えた独自の8ステージ・ウェーブ・エンベロープ
- ウェーブ・エンベロープのレベル/タイム・ポイントをモジュレーション可能
- ディレイ・パラメーターを備えた LFO1 用アタック/ディケイ・エンベロープ
- 多彩な波形、Symmetry、Humanize パラメーターを備えた2基の LFO
- 2基の LFO 間で位相シフトが可能
- Global オプションおよびレート/レベル・モジュレーションに対応した LFO1
チューニング
- 4種類のユーザー・チューニングを個別に編集可能
- ユーザー・プリセットへ保存可能
マルチモード
- 最大 8 パートのインストゥルメントをレイヤー、スプリット、または両方を組み合わせて使用可能
- キーゾーンおよびベロシティ範囲によるスプリット
- ボリューム、パン、デチューン、トランスポーズなどを備えたマルチ・インストゥルメント・ミキサー
- パートごとに個別にチューニング可能
- オリジナルの全マルチ・サウンドを収録
- ラウンドロビン/ランダムロビン・モードを追加
- 複数パートを絶対値または相対値で同時編集可能
ボイス
- オリジナル機同様 8 ボイスの同時発音数
- インストゥルメントごとにボイスアサイン方法を設定可能
- 8 ボイスのボイスカードを最大3枚まで追加可能。最大同時発音数32ボイスを実現
ポリフォニック・アルペジエーター
- パートごとに使用できる高度なポリフォニック・アルペジエーター
- ラウンドロビン・モードに対応したグローバル・アルペジエーター
- アルペジエーター出力を表示するアニメーション・ピアノロール
エフェクト
- フィルター、トレモロ、EQ、ディフューザー、ピッチシフターを組み合わせたディレイ・エフェクト
プリセット
- ファクトリー・シングル/マルチ・プリセットをすべて収録
- 5種類のオリジナル・サウンドセットを追加収録
- サウンドデザイナーが手がけた4種類の新規サウンドセット
- ユーザー・テーブルやウェーブテーブルを含むオリジナルの .mid/.syx プリセット・ダンプ・ファイルをインポート可能
- ユーザー・ウェーブテーブル、チューニング・テーブル、ベロシティ・テーブルなど追加データをユーザー・プリセットへ保存可能
- お気に入り登録、検索、各パートへの直接ロードに対応したプリセット・ブラウザ
ハードウェア・コントロール
- MIDI インターフェース経由で、オリジナル Microwave(シングルモード)のグラフィカル・エディターとして使用可能
- ライブ・モードでは、操作したパラメーターをリアルタイムでハードウェアへ送信可能
その他
- 設定可能なスペクトラム・アナライザー
- サイズ変更可能なグラフィカル・ユーザー・インターフェース
- パラメーター編集に対応したマルチレベルのUndo/Redo
プラグイン形式
- macOS:VST、VST3、AudioUnit (AU)、AAX
- Windows:VST:VST3、AAX
| 製品名 | Microwave 1 Plugin version 2.0 |
| 製品種別 | シンセサイザー(ソフトウェア) |
| サポート情報 | Waldorfソフトウェア・インストゥルメントの引き換え、インストール手順 |
| 備考 | ※仕様は予告なく変更することがございます。 |
