2023年1月、私たちは作曲家、プロデューサー、そしてミュージシャンとして高い評価を得ているラインホルト・ハイル（Reinhold Heil）氏に独占インタビューを行いました。ラインホルト氏と Waldorf シンセサイザーとの長年にわたる関係、そして彼の創作プロセスについて語ります。ラインホルト氏は、2018年の NAMM ショーで Waldorf Quantum を発表した直後から、いち早く Waldorf Quantum を愛用してきた一人です。彼は、この楽器のファクトリーパッチとサンプルコンテンツの主要な貢献者の一人です。彼のアイデアと洞察力は、この楽器のサウンドデザイン機能のさらなる発展に大きく貢献し、大きな刺激となりました。

ラインホルト氏に時間を割いていただき、 Waldorf Music との出会いや音楽制作プロセスについて語っていただいたことを大変光栄に思います。
彼の作品は、音楽業界と映画音楽作曲家としての長年のキャリアに基づいています。幼少期の出来事からシンセサイザーとの出会い、そしてそれらの楽器が、スプリフやニーナ・ハーゲン・バンドといったバンドでキーボード奏者としてキャリアをスタートさせるきっかけとなった経緯まで、詳しく語ってくれました。

音楽制作のプロセスとそれに関わるテクノロジーに常に興味を持っていた彼は、80年代の名曲「99 Luftballons」をはじめとする音楽プロデューサーへと自然と転身しました。サウンドデザインとテクノに深く関わるようになり、90年代には自然と映画音楽の分野へと進出。ジョニー・クリメックやトム・ティクヴァとコラボレーションし、「ラン・ローラ・ラン」や「クラウド アトラス」といった国際的にヒットした映画音楽を手掛けました。ロサンゼルスに拠点を移してからは、HBOの大ヒットシリーズ「デッドウッド」などの映画音楽プロジェクトに携わりました。

幸運にも、ハワイにある彼の新居でインタビューを受けることができました。彼はそこで、次の音楽活動のために新しいスタジオを建設中です。彼との刺激的で示唆に富んだ対談は、こちらでご覧いただけます。