Rene 2018 (ルネ)は世界で唯一の3次元デカルト・ミュージック・シーケンサーです。このモジュールの名前はフランスの哲学者であり数学者でもあるルネ・デカルトに由来しており、デカルト座標系を使用してアナログ・ステップ・シーケンサーを直線性の束縛から解放します。オリジナルのReneは1チャンネルの2次元デカルト・シーケンサーでメモリが限られていました。新しいRene 2018 は最大64個の完全な状態のメモリを備えた3チャンネルの3次元デカルト・シーケンサーです。複数のチャンネルとFUNプログラミング・オプションによる複数軸のコントロールが可能な事を考えると、Rene はn次元マトリクスまたはシンセサイザー・シーケンシングの四次元の超立方体と言えるでしょう。
特徴
- ピッチまたはティンバーをコントロールするための3つのCV出力
- 音楽的イベントを生成する3つのゲート出力
- 同時に利用可能なスネーク・モードとデカルト・パターン
- 全てのプログラム内容を一つにまとめて64個保存可能
- 新たなZ軸は各コンビネーションで64種類の状態をモジュレーション可能
- 重要なパフォーマンス要素となるルネのプログラミングは、全てをリアルタイムでプログラミング可能
- パネル左半分の16個の自照ノブでパターンの状態をいつでも視覚的に確認可能
- パネル右半分の16個の自照タッチボタンでプログラミングをいつでも視覚的に確認可能
- Select Bus を経由してTEMPIからのコントロールが可能(セレクト、ストア、リバート、マルチペースト、メッシュ・ステイト)
- 最小限のアナログ・データの入力により、アーティストのコントロールによる音楽的バリエーションを最大限に引き出します
- 刷新されたタッチ・センシング技術は、最も一般的に使用されているユーロラック用電源で安定した反応を確認済みです
Rene と Rene 2018の違い
- シーケンスが X と Y へ更に1次元加わり3次元シーケンスが可能に
- スネーク・モードとデカルト・パターンの同時利用が可能に
- ZMOD、Z-CVの追加と X、Y、C それぞれの CV/Gate 出力を搭載
- プログラムを64種類保存可能
- 新たな Z 軸は64パターンを保存可能
- マルチカラー・タッチボタンによるプログラミングの視覚的表示
- 新しいタッチ・センシング技術によりタッチ・ボタンの反応を改善
- その他多くの改良