Make Noise Function (ファンクション) は1台でエンベロープ、LFO、スルーリミッター、サンプル&ホールドなど、多様な機能として使える万能モジュールです。同社のベストセラーモジュールである Maths の1チャンネルを抜き出した設計のモジュールですが、Maths には搭載されていない HANG 入力が追加された事により、更に多くの機能を使用できるようになりました。
エンベロープとして使用する場合は TRIG 入力へトリガー信号を入力する事により AD エンベロープとして、シグナル IN へゲート信号を入力する事により ASRエンベロープとして機能します。RISE はアタックタイム、FALL はディケイを設定します。各パラメーターの CV 入力で外部 CV 信号によるコントロールもできます。both 入力を使用すると RISE と FALL 両方を同時にコントロールできます。エンベロープのカーブは LOG/EXP ノブによりコントロールできます。生成したエンベロープは+出力から正相で、-出力から逆相で出力されます。
LFO として使用する場合は CYCLE ボタンを押してサイクルモードを ON にします。これにより TRIG 入力へ何も接続しなくてもエンベロープがループし、LFO として使用できます。一般的な LFO の様にフリーケンシー(速さ)を調整するノブは無いため、RISE, FALL, LOG/EXP ノブで速さを調節します。生成した LFO は+出力から正相で、-出力から逆相で出力されます。
スルーリミッター、いわゆるポルタメントとして使用する場合は CV ソースをパネル左上の CV 入力へ接続します。RISE で上昇時のタイムを、FALL で下降時のタイムをそれぞれ設定できます。
サンプル&ホールドとして使用する場合は HANG 入力へクロック信号やゲート信号を接続します。HANG へ接続されたゲートが立ち上がっている間、FUNCTION で生成された電圧が保持されます。ゲートタイムが長いクロックや、パルス幅が 100% に近いパルス波を入力するとより効果的です。
EOR (End of RISE) 出力は RISE の終了、EOC (End of CYCLE) 出力は CYCLE の終了時にそれぞれゲートを出力します。これを利用する事でトリガーディレイやディバイダーとして使用できます。
その他にもアイデアや機能の捉え方により様々な用途に使用できる万能モジュールです。
製品名 | Function (Black) |
製品種別 | ユーロラック・モジュラーシンセサイザー |
定価 | 29,500 円(税別) |
JAN コード | 4580646113860 |
関連製品 | MATHS (Silver) MATHS (Black) |
幅 | 8HP |
奥行き | 32mm |
消費電流 | +12V : 30mA
-12V : 20mA |