A-150-8 は8つのマニュアル/CV コントロールスイッチを搭載したモジュールです。8つの各スイッチはマニュアル・コントロールボタン(Man.)、CV入力(CV)、1つの出力/入力(O/I)、2つの入力/出力(I/O1, I/O2)で構成されています。スイッチは双方向で接続されており、1つの入力を2つの出力のどちらかに、また2つの入力のどちらかを1つの出力に接続する事ができます。2つの LED は入力/出力がアクティブである事を示します。LED はモジュールのプログラミングにも使用します。
操作モードの設定
各スイッチに対してトグルまたはトリガーモードを設定する事ができます。トグルモードは CV 入力の立ち上がりのエッジを検出するたびに、またはマニュアル・コントロールボタンを押すたびにスイッチが切り替わります。レベルモードは CV 入力の電圧の高低(定電圧 : I/O1, 高電圧 : I/O2)、またはマニュアル・コントロールボタンの状態(押されていない : I/O1、押されている : I/O2)でスイッチが切り替わります。
モジュール下部のプログラム・セクションのトグル/レベルボタンを押している間、各スイッチの2つの LED で現在の設定を確認できます(左の LED が点灯 : トグルモード, 右の LED が点灯 : レベルモード)。トグル/レベルボタンを押しながら各スイッチのマニュアル・コントロールボタンを押すとモードを切り替える事ができます。この操作中に CV 信号を入力しているとマニュアル・コントロールボタンと干渉し、CV 信号で設定が切り替わってしまうので CV 入力へのパッチを外す必要があります。
マスター/スレーブの設定
マスター/スレーブのグループを設定できます。マスターに続いて設定されたスレーブスイッチは、マスタースイッチに入力した CV またはマスタースイッチのマニュアル・コントロールボタンでスイッチが切り替わります。例えば上から順番に MSSSMSMS と設定されている場合、スイッチ1は2,3,4も制御し、スイッチ5は6も制御、スイッチ7は8も制御します。8つのスイッチが全てマスターに設定されている場合、全てのスイッチは独立して動作します。
モジュール下部のプログラム・セクションのマスター/スレーブボタンを押している間、各スイッチの2つの LED で現在の設定を確認できます(左の LED が点灯 : マスター, 右の LED が点灯 : スレーブ)。マスター/スレーブボタンを押しながら各スイッチのマニュアル・コントロールボタンを押すとマスター/スレーブを切り替える事ができます。この操作中に CV 信号を入力しているとマニュアル・コントロールボタンと干渉し、CV 信号で設定が切り替わってしまうので CV 入力へのパッチを外す必要があります。
技術上の注意
不適切なパッチ(例えば2つの出力の接続)がされた場合に電子スイッチを保護するため、各スイッチの O/I ラインに 1K の保護抵抗が挿入されています。このため VCO に使用するために正確な電圧が求められるピッチ CV を切り替えると電圧が落ちて正確な音程が出ません。この場合 A-150-8 と VCO の間に CV バッファを挿入する事をお勧めします。A-180-3 Buffered Multiple または A-185-2 Precision Adder を使用してください。スイッチの双方向性が損なわれるため、A-150-8 にはバッファを搭載していません。
製品名 | A-150-8 Octal Manual/Voltage Controlled Programmable Switches |
製品種別 | ユーロラック・モジュラーシンセサイザー |
定価 | 34,000 円(税別) |
JAN コード | 4582348929015 |
幅 | 12HP |
奥行き | 55mm |
消費電流 | +12V : 40mA
-12V : 5mA |