A-110-4 Thru Zero Quadrature VCOはオシレーター・モジュールです。「Quadrature (クアドラチャー)」とはサイン波とコサイン波を同時に出力するこの接続を意味します。「Thru Zero」はネガティブ・フリーケンシーが生成される事を意味します。しかしこれは誤解を招く言い方で実際にはネガティブ・フリーケンシーは存在しません。ネガティブが意味するのはこの接続が単にリニア CV が 0V に達した時にサイン/コサイン波が停止し、そして逆の方向にリニア CV が進むとサイン/コサイン波が逆相になります。
このモジュールはリニアとエキスポネンシャル 2 つのセクションを持っています。エキスポネンシャルセクションは XTune コントロール、1V/Oct 入力、そして XFM 入力と XFM 用アッテネーターで構成されています。エキスポネンシャル CV はこれら 3 つの電圧の合計です。リニアセクションはLFrqコントロール、LFM 入力と LFM 用アッテネーターで構成されています。リニア CV はこれら 2 つの電圧の合計です。デュアルカラー LED はリニアコントロール電圧の極性を表示します(赤 = ポジティブ / 黄 = ネガティブ)。
A-110-4 を他のスルーゼロ VCO と比較した場合の主な利点としてサイン/コサイン・コアである事が挙げられます。サイン/コサイン波は他の波形(例えばノコギリ波や三角波)を元に生成される物ではありません。A-110-4 は倍音や歪みを最小限に抑えた非常に純粋なサイン/コサイン波を生成する事ができます。
製品名 | A-110-4SE Thru Zero Quadrature VCO |
製品種別 | ユーロラック・モジュラーシンセサイザー |
定価 | 26,800 円(税別) |
JAN コード | 4582348927400 |
幅 | 8HP |
奥行き | 60mm |
消費電流 | +12V : 90mA
-12V : 30mA |