Overview
Buchla「LEM-208」(レム・ニーゼロハチ)は1973年に発売されたポータブル・モジュラー・シンセサイザー Music Easel の別バージョンです。オリジナル・バージョンの発売から40年の時を経て、幻と言われたシンセサイザーがついに復活しました。2010年代に入って再発売されたこの新しいバージョンは、オリジナルに限りなく近い電子回路、機械設計、そしてグラフィックテーマを踏襲しています。
多くのシンセマニアの憧れの機種の一つである Music Easel。LEM-208 はコンパクトなスーツケースに、様々な機能をが組み込まれた音源の Model 208 を搭載し、下部のブランク・スペースにユーザーが 200e シリーズのモジュールをマウントできるシステムです。
Feature
クラシックな外観と機能をそのままに、現代に蘇る伝説のシンセサイザー
取り外しが可能なカバーを閉めれば、いつでもどこへでも持ち運び演奏する事ができます。
クラシックな外観や機能を完全に再現しながらも、現代の音楽制作環境に対応できるよう、MIDI In とコンピューターとの接続が可能な USB 端子も搭載しています。
LEM-208 は 音源の Model 208 を搭載し、下部に 200e シリーズのモジュールをマウントできます。
Buchla モジュールの様々な機能をコンパクトに収めた
ストアド・プログラム音源 Model 208
MUSIC EASELの心臓部である MODEL 208 は Buchla モジュラーで培われた様々な機能をコンパクトに収めた音源です。
ミニマルなフレーズや音作りに利用できるシーケンシャル・ボルテージ・ソース(5ステップ・シーケンサー)、ASDタイプの3ステージ・エンベロープ、パルス・ジェネレーター、モジュレーション・オシレーター、コンプレックス・オシレーター、西海岸スタイルのシンセシスの要と言えるデュアル・ローパス・ゲート、スプリング・リバーブなど多くの機能を使用できます。
デュアル・ローパス・ゲートは Buchla が開発したVCAとローパス・フィルターを組み合わせた様な機能です。この機能を持つ Buchla 292 モジュールは数多くのメーカーが手本とし、多くのクローンモジュールが作られています。
左上のインターフェース・スロットは MUSIC EASEL に様々な機能を追加する拡張スロットです。Apple iPad を使用して MUSIC EASEL をコントロール、設定を保存する事ができる iProgram Card など、Buchla やサードパーティーから様々な拡張カードが発売されています。
200e モジュールを4ユニットまでマウント可能なブランク・スペース
LEM-208 の下部はブランク・スペースとなっており、Buchla 200e シリーズのモジュールを4ユニットまでマウントする事ができます。基本的な機能を全て搭載した Model 208を中心に、ユーザーが自由にモジュールをマウントしオリジナルのシステムを構築する事が可能です。
Blade Eurorack Adaptor 20HP や Blade Eurorack Adaptor 40HP を使用すれば、ユーロラック規格のモジュールをマウントして Buchla モジュールと併せて使用する事もできます。
入出力
- MIDI In
- USB (コンピューターと接続)
- オーディオ出力
- ヘッドフォン・アウト (Model 208 のコントロールパネルに配置)
- インターフェース・スロット (Model 208 のコントロールパネルに配置)
付属品
- プログラム・カード x2枚
- パッチケーブル(バナナプラグ)赤30cm x3, 黄50cm x2, 黒90cm x3
- ショーティングバー白 x3
- Tini-Jaxケーブル x1
- アース用アームバンド
- ACアダプター
- カバー
- セキュリティキー
- ※付属品はロットにより数量や内容が変わる場合があります。
Music Easel Cover
製品名 | LEM-208 |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー・システム |
価格 | オープンプライス |
生産完了 ※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 |