
267e Uncertainty Source / Dual Filter はいくつかの機能を備えた Buchla 200e シリーズのモジュールです。
ノイズ・アウトプット
3種類のノイズが用意されており、それぞれ対応する専用出力があります。電気的に平坦なホワイト・ノイズですが音響的にバランスが取れたハイエンド・スペクトル(+3dB/Oct)、統合されたホワイト・ノイズのローエンド・スペクトル(-3dB/Oct)、音楽的なホワイト・ノイズのフラット・スペクトル(1オクターブあたりのエネルギーが一定)の3種類を備えており、後続のセクションの処理のために有効なソースです。
ランダム・ボルテージ・ソース
2つのランダム・ボルテージ・ソースは連続的に変化する電圧で、0.05Hz から 50Hz の範囲の帯域幅の CV コントロールにより、ほとんど認識できない緩やかな変化から急激な変化まで幅広いソースを提供します。パルスを入力するとこれらの電圧をサンプリングし、広い時間相関をもつランダム電圧を出力します。外部から CV を入力すると、入力したCVを任意の程度にランダム化する事ができます。
デュアル・フィルター
ピッチ、帯域幅、モジュレーションの CV コントロールを備えたバンドパス・フィルターを2つ搭載しています。フィルターの入力はフラット・ノイズ・ソースと内部接続されており、フィルタリングされたノイズサウンドを簡単に作成する事ができます。
すべての 267e のパラメーターは 206e Mixer / Preset Manager または 225e MIDI Decoder / Preset Manager のプリセット・マネージャーを使用して記憶と呼び出しができます。
製品名 | 267e Uncertainty Source / Dual Filter |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー |
定価 | 291,000 円(税別) |
※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。 モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。 Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。 これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。 |