
266e Source of Uncertainty は Buchla 200e シリーズのモジュールです。
音楽的な予測不可能な要素を提供する機能のモジュールで4つのセクションに分かれており、それぞれが固有の機能を持っています。
ノイズ・アウトプット
3種類のノイズが用意されており、それぞれ対応する専用出力があります。電気的に平坦なホワイト・ノイズですが音響的にバランスが取れたハイエンド・スペクトル(+3dB/Oct)、統合されたホワイト・ノイズのローエンド・スペクトル(-3dB/Oct)、音楽的なホワイト・ノイズのフラット・スペクトル(1オクターブあたりのエネルギーが一定)の3種類を備えており、後続のセクションの処理のために有効なソースです。
フラクテイティング・ランダム・ボルテージ
連続的に変化する電圧で、0.05Hz から 50Hz の範囲の帯域幅の CV コントロールにより、ほとんど認識できない緩やかな変化から急激な変化まで幅広いソースを提供します。
クオンタイズド・ランダム・ボルテージ
パルスを受信するとクオンタイズされたランダム電圧を出力します。状態の数は2から24まで CV コントロールでき、それらの分布は空間および時間的に変化させる事ができます。
ストアド・ランダム・ボルテージ
CV コントロールも可能な3つのパラメーターを備えています。Degree はランダム性の量をコントロールします。Chaos はわずかなランダム性から完全な混沌まで分布をコントロールします。Skew はランダム性を一方の極性または他方に偏らせます。
すべての 266e のパラメーターは 206e Mixer / Preset Manager または 225e MIDI Decoder / Preset Manager のプリセット・マネージャーを使用して記憶と呼び出しができます。
製品名 | 266e Source of Uncertainty |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー |
定価 | 194,800 円(税別) |
※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。 モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。 Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。 これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。 |