RS-60N

概要

RS-60N Envelope Generator は、ディケイとリリース・タイムの電圧コントロールを備えた柔軟な ADSR エンベロープです。興味深いホールド機能とリピート機能により、エンベロープがゲート機能を備えた LFO に変わります。 「フェイスプレート」の刷新や「デュアルバス」の採用など、現代のモジュラー・プレイヤーのニーズに合うように再設計されたNシリーズの製品です。

特徴

０～１０Vのレベルを持つクラシックな ADSR スタイルのエンベロープ・ジェネレーターです。
ディケイ・タイムとリリース・タイムは、０～１０V 電圧の正（プラス）の CV を使用する共通の CV 入力経由でコントロールできます。

エンベロープ・セグメントの時間範囲：アタック: ０.５ms ～ １０s、ディケイ ２.５ms ～ ２０s、リリース: ２.５ms ～ ２０s

2 つのスイッチは、RS-60N の動作にさまざまな影響を与えます。

- ・(STD) / ・(STD) :  通常の ADSR モードです。ゲートがトリガーされ、リリース・フェーズまでエンベロープが保持されます。

- hold / ・(STD) :  スイッチを hold にすると、エンベロープをサステイン・レベルに永続的に維持します。gate 入力のトリガー信号は何も行いません。 retrig の入力信号により AD フェーズが再開され、次のパルスまたはトリガーまでサステイン・レベルに維持されます。

- manual / ・(STD)  スイッチを manual の位置にすると、エンベロープが １ 回実行されます。 retrig 入力 のトリガー信号は、manual スイッチがアクティブになった場合にのみエンベロープを再起動します。

- hold / gated repeat と hold / loop は同じ効果があります。アタックとディケイのフェーズが繰り返され、モジュールは LFO のように機能します。速度はA/D時間に依存し、範囲は ０.０３Hz～３００Hzです。 retrig 入力のゲートは信号を １０V に保ちますが、ゲートがないと LFO は動作し続けます。

- ・(STD) / gated repeat : エンベロープは、gate 入力にゲート信号が存在する場合にのみリピートされます。

- ・(STD) / loop :  retrig 入力のゲートは信号を１０V に保ちますが、ゲートがないと LFO は動作し続けます。

-  manual / gated repeat と manual / loop は同じ効果があります。manual スイッチはゲートを生成し、エンベロープをトリガーします。ゲート・トリガーにゲートがある場合、エンベロープは １０V に保たれますが、ゲートがない場合、エンベロープはループします。エンベロープは ２ つの出力で使用でき、コントローラーを使用して反転したりレベルを調整したりできます。

RS Integrator N シリーズ・モジュールについて

N シリーズ・モジュールは Analogue Systems のベストセラー・クラシック・モジュールのパネルデザインを刷新し、現代のモジュラー・プレイヤーのニーズに合うように改良されたシリーズです。

• パネルデザインを合理的で見やすいデザインに刷新。
• 他のメーカーのユーロラック・ケースへ柔軟にマウントできる横長のネジ穴を搭載。
• 「デュアルバス」を搭載し Analogue Systems のケース、一般的なユーロラック・ケースのどちらからも電源を供給可能。（Analogue Systems 用バスケーブル付属。ユーロラック用バスケーブルは別売です。）

Analogue Systems 製ケースにマウントする場合

付属の Analogue Systems 用バスケーブルを使用します。

一般的なユーロラック・モジュラーケースにマウントする場合

別売りのユーロラック用バスケーブルを使用するか、付属の Analogue Systems 用バスケーブルと変換コネクタ「AS-DO（別売）」を使用します。