A-135-2V Quad VCA / Voltage Controller Mixer は A-135-1 VC Mixer の小型バージョンです。コンパクトな 8HP サイズにの4つのリニア VCA(電圧制御アンプ)と VCA ベースの電圧制御ミキサーを搭載しています。
各 VCA のコントロール、入出力、機能
- Level(VCA の増幅量のマニュアル・コントロール) : 小さなラバーノブ(L1〜L4)
- アッテネーター(CV1〜CV4)付きの CV 入力 : 約 0V 〜 +5V の CV レンジ(アッテネーター・ノブを最大に回した場合)。高い CV を減衰するためにアッテネーターを搭載。白いマーカーが付付きのプラスチック・シャフト・
- 信号入力
- 信号出力
- 全ての入力と出力は DC 結合されているので、VCA を使用してオーディオと CV の両方を処理することができます。(LFO やエンベロープのレベルをコントロールするなど。)
- 信号入力にアッテネーターは装備されていません。VCA は信号をクリップさせる事無く 15Vpp / -7.5〜+ 7.5V までのすべての信号を処理できます。より高いレベルを入力する場合は外部アッテネーターが必要です。(A-183-1 など)
- 信号を増幅可能な範囲は 0〜1、最大増幅量は1です。(CV が増幅1に対応する値を超えると「クリップ」し1に留まります。)
“Selected” と “All” 2つのミキサー出力を装備
Selected 出力
各 VCA 出力にプラグが接続された場合に、プラグが接続された VCA 以外を合計した信号の出力。
All 出力
VCA 出力に接続されたプラグに関係無く全ての VCA を合計した信号の出力。
ミキサー出力でのクリッピングを避けるため最大増幅率は約 0.6 に設定されています。(0.6 以上にすると出力は各信号入力の合計 15Vpp の信号と、最大増幅の設定で歪む可能性がああるためです。)
CV ミキサーのスペシャル・モード(内部ジャンパーで選択可能)
デュアル・ステレオ VCA モード
VCA1 のコントロール・ユニット(L1 + CV1)は VCA3 にも影響し、VCA2 のコントロール・ユニット(L2 + CV2)は VCA4 にも影響します。VCA2 と VCA4 のコントロール・ユニットは動作しません。2ボイスのデュオフォニック・パッチなどに使用します。
クアッド VCA モード
VCA1 のコントロール・ユニット(L1 + CV1)は4つの VCA 全てに影響します。VCA2、VCA3、VCA4 のコントロール・ユニットは動作しません。このモードは A-132-2 と同じ機能です。そのため A-132-2 は製造中止になりました。4ボイスのユニゾン・パッチなどに使用します。
信号入力のノーマライズ機能
内部ジャンパの設定によって、信号入力1を信号入力2へ、信号入力2を信号入力3へ、信号入力3を信号入力4へとノーマライズする事ができます。これにより同じ入力信号を4つに分配できます。CV による異なるチャンネルへの分配(例 : クアッドフォニック・パッチの場合のオーディオ信号の分配、A-144 Morphing Controller や A-143-9 Quadrature LFO への CV ソースとしての使用など。)
製品名 | A-135-2V Quad VCA / Voltage Controller Mixer |
製品種別 | ユーロラック・モジュラーシンセサイザー |
定価 | 26,800 円(税別) |
JAN コード | 4580646111279 |
幅 | 8HP |
奥行き | 45mm |
消費電流 | +12V : 40mA
-12V : 40mA |