最新 OS
OB-6/ OB-6 Module の最新 OS は Sequential Web サイトのサポートページからダウンロードできます。
OB-6 OS 更新履歴
Main OS 1.7.4
- バグ修正 : MPE が有効な時、ピッチベンドが不正な MIDI データを送信する問題を修正しました。
- バグ修正 : MPE が有効な時、ポリアフタータッチ・コマンドを受信すると不具合が発生する問題を修正しました。
- バグ修正 : アフタータッチ・カーブ#7 の問題を修正しました。
Main OS 1.6.6
- 特徴 : 新しい改良されたアフタータッチカーブを搭載しました。
- バグ修正 : MPE が有効な時、ピッチベンドが正しく機能しない問題を修正しました。
- バグ修正 : Arp/Seq ノート出力がアクティブの時、シーケンサーがノートオフを送らず、ハングする問題を修正しました。
- バグ修正 : Polychain On, Unison Chord Mode On の時, B6 以上の音を出すと、MIDI Out からプログラム・チェンジ・メッセージが送信される問題を修正しました。
OS1.6.6 で追加された新機能
- MPE(MIDI Polyphonic Expression)に対応しました。これにより OB-6のキーボード・バージョンとモジュール・バージョンは、LinnStrument®, Expressive E Osmose®, Roli Seaboard®シリーズなどの MPE 対応コントローラーを使用して演奏できます。
- Prophet-5 Rev.4スタイルの「ヴィンテージ」モードが追加されました。Prophet-5 Rev.4 スタイルの「ヴィンテージ」モードは、オシレーター、フィルター、エンベロープの動作が音色ごとに異なるヴィンテージ・シンセサイザーの動作をエミュレートし、よりルーズでオーガニックなサウンドを実現します。
- OB-6 のキーボード・バージョンのアフタータッチ・カーブを改善し、演奏する際の表現力がより高まりました。
Main OS 1.6.4
- 特徴 : MPE サポート
- 機能 : Slop を通常の Slop とヴィンテージ・オペレーションから選択可能になりました。
Main OS 1.5.8
- バグ修正 : ARP BEAT SYNC 動作を改善しました。
- バグ修正 : CC5 がポルタメント・モード・パラメーターから送られる現象を修正しました。現在は RATE パラメータから送信されるように変更しました。
Main OS 1.5.5
- バグ修正 : 外部クロックがない状態で ARP BEAT SYNC を ON にすると、ARP がクオンタイズされない不具合を修正しました。
- バグ修正 : Record On/Off の NRPN に応答しない不具合を修正しました。
Main OS 1.4.9
- バグ修正 : LED の整合性を改善しました。
Main OS 1.4.1
- バグ修正 : 小型の長方形 LED の輝度が一致のしない問題を修正しました。
- バグ修正 : Polychain 機能を追加修正しました。
Main OS 1.3.7
- 特徴 : 新しい Global パラメーター : Arp Beat Sync On/Off を追加しました。Global ページ2の9番です。
- 特徴 : Arp/Sequencer の MIDI Out - Param Xmit Global オプション CAS (CC + Arp/Seq MIDI Out) と nAS (NRPN + Arp/Seq MIDI Out) を追加しました。
- 特徴 : シーケンサーが UNISON パッチでキーボード/MIDIノートからトランスポーズするようになりました。
- バグ修正 : Polychain の実装の改善とバグの修正を行いました。
- バグ修正 : 様々な小さなバグフィックスを行いました。
Main OS 1.2.0
- バグ修正 : ごく少数のユニットが断続的にオーディオを出力しない、またはデジタル・エフェクトにスタティック・ノイズが発生するフリンジ問題を解決しました。
OB-6 OS アップデート
OB-6 の OS は MIDI 経由でアップデートする事ができます。MIDI System Exclusive(SysEx)メッセージを開いて送信できる DAW、MIDI ユーティリティなどのアプリケーションが必要です。MIDI-OX(Windows)と SysEx Librarian(Mac OSX)はシェアウェアの MIDI ユーティリティで、Sequential / DSI シンセサイザーのアップデートに使用できます。また SysEx ファイルをコンピューターから OB-6 へ送信するには USB ケーブル(一般的な USB プリンター用ケーブルと同じ Type A - Type B のコネクタ)または MIDI インターフェースが必要です。
MIDI-OX または SysEx Librarian を使用して OB-6 をアップデートする手順は下記の通りです。
- OB-6 にインストールされている OS のバージョンを確認する。
- OB-6 を MIDI System Exclusive(SysEx)メッセージが受信できるように設定する
- MIDI-OX を使用して Windows から OS をアップデートする
- SysEx Librarian を使用して Mac OSX から OSをアップデートする。
1. OB-6 にインストールされている OS のバージョンを確認する。
OB-6 の 電源を入れます。現在インストールされている OS のバージョンが表記されます。
例:バージョン 1.6.6 の場合、ディスプレイに「1.6.6」と表示されます。
2. OB-6 を MIDI System Exclusive(SysEx)メッセージが受信できるように設定する
- OB-6 の「Global」ボタンを1回押して、Global メニューの一番上の行に入ります。
- 「MIDI SysEx」という表記のあるプログラムボンタン#8を押します。
- Bank / Tens Inc / Dec ボタンを使用して MIDI SysEx の送受信に使用するポート MIDI DIN または USB を選択します。OSのアップデートに USB を使用している場合は「USB」を選択します。MIDI インターフェイスを使用している場合は、「nid」を選択します。これはMIDIを意味します。
- 「Global」ボタンを2回押して終了します。
USB ケーブルまたは MIDI インターフェースを使用してコンピューターを OB-6 に接続します。
OB-6 はクラス・コンプライアントの USB デバイスですので、USB を使用する場合はお使いのコンピュータと通信するためにドライバーをインストールする必要はありません。
MIDI-OX や SysEx Librarian、他の MIDI アプリケーションでは「OB-6」という名前の MIDI ポートとして表示されます。(Windows XPでは”USB Audio Device”として表示されます。)
MIDI インターフェースを使用する場合は、コンピューターの MIDI 出力をOB-6 の MIDI 入力に接続します。インターフェースの種類により、MIDI ケーブルも必要になる場合があります。
ほとんどの MIDI インターフェース、または MIDI インターフェースを備えたオーディオインターフェースは動作します。しかし Digidesign / Avid 社製インターフェースと Native Instruments Maschine はアップデートのための SysEx を正しく送信しないかもしれないという報告があります。M-Audio UNO は安価で信頼性が高く、シンセサイザーのアップデートを始めとした幅広い用途に使用可能なMIDIインターフェースです。
3. MIDI-OX を使用して Windows から OS をアップデートする
開始する前に OB-6 以外の他の全てのオーディオ機器、MIDI 機器を取り外し DAW ソフトウェアを終了してください。MIDI-OX をまだインストールしていない場合はダウンロードしてインストールしてください。
- MIDI-OXを実行してください。
- 「Option」メニューから「Configure Buffers」を選択します。
- 「Low Level Output Buffers」の Num と Size を1024に設定します。
- 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、設定を保存します。
- 「Option」メニューから「MIDI Devices」を選びます。
- ウィンドウの左下でインストゥルメントが接続されている MIDI ポートを選択します。USB で接続している場合は「OB-6」(Windows XP の場合は「USB Audio Devices」)を選択してください。MIDI で接続している場合は MIDI インターフェイスを選択してください。選択した MIDI ポートが「Port Mappings」ウィンドウに表示されます。
- 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、設定を保存します。
- 「View」メニューから「SysEx」を選択します。
- 「Command Window」メニューから「Load File」を選択します。OB-6 の OS アップデート・ファイルを参照して開きます。
- 「Command Window」メニューから「Send SysEx」を選択します。OB-6 は SysEx ファイルの転送の進行状況を示すカウントダウンを表示します。ファイルの転送が完了すると OS がメモリに書き込まれる間に2回目の短いカウントダウン表示されます。この間は電源を切らないでください。
- 2回目のカウントダウンが完了すると OB-6 は自動的に再起動します。「6」が表示された後、OS のバージョンがディスプレイに表示されます。
重要な注意点
OS アップデートを OB-6 に送信している間は OB-6 の電源を切らないでください。OSのアップデートが完了すると OB-6 は自動的に再起動します。アップデート中 OB-6 のメインディスプレイに2つの数字のカウントダウンが表示されます。最初のカウントダウンは999で始まり完了するのに約6〜7分かかります。これが「読み込み」フェーズです。その後2番目の短いカウントダウンが始まります。これは8から始まり約60秒かかります。これがアップデートの「書き込み」フェーズです。この段階では電源を切らないでください。OS のアップデートが正常に完了すると OB-6 は自動的に再起動します。
4. SysEx Librarian を使用して Mac OSX から OS をアップデートする
開始する前に OB-6 以外の他の全てのオーディオ機器、MIDI 機器を取り外し DAW ソフトウェアを終了してください。SysEx Librarian をまだインストールしていない場合はダウンロードしてインストールしてください。
- SysEx Librarian を実行します。
- 「Destination」メニューから MIDI インターフェースを選択してください。
- Add/+ をクリックしてファイルをファイル・リストに追加するか、開いている SysEx Librarian のウィンドウにファイルをドラッグ & ドロップします。ファイル名がファイル・リストに表示され強調表示されます。
- 「Play」をクリックします。OB-6 は SysEx ファイルの転送の進行状況を示すカウントダウンを表示します。ファイルの転送が完了すると OS がメモリに書き込まれる間に2回目の短いカウントダウン表示されます。この間は電源を切らないでください。
- 2回目のカウントダウンが完了すると OB-6 は自動的に再起動します。「6」が表示された後、OS のバージョンがディスプレイに表示されます。
重要な注意点
OS アップデートを OB-6 に送信している間は OB-6 の電源を切らないでください。OSのアップデートが完了すると OB-6 は自動的に再起動します。アップデート中 OB-6 のメインディスプレイに2つの数字のカウントダウンが表示されます。最初のカウントダウンは999で始まり完了するのに約6〜7分かかります。これが「読み込み」フェーズです。その後2番目の短いカウントダウンが始まります。これは8から始まり約60秒かかります。これがアップデートの「書き込み」フェーズです。この段階では電源を切らないでください。OS のアップデートが正常に完了すると OB-6 は自動的に再起動します。
トラブル・シューティング
ファイル転送が完了する前に進捗インジケーターが停止した場合は、OB-6 の電源を切り、再び電源を入れて手順をやり直してください。これで解決しない場合はバッファサイズや送信速度を調整します。
Windows の場合は MIDI-OX の 「Low Level Output Buffers」の Num と Size の値を2倍にして SysEx ファイルをもう一度送信してください。数値の進行が進む場合は、設定が正しい方向に進んでいることがわかります。数値の進行がゼロから遠くなる場合は、Num と Size の設定を減らしてみてください。Size 設定を2倍または4倍にすることもできます。正しい組み合わせを見つけるまで「Low Level Output Buffers」を数回調整する必要があります。
Mac OSX の場合は SysEx Librarian のメニューから「Preferences」を選択します。「Transmit Speed」をクリックして速度を下げます。その後「Preferences」ウィンドウを閉じて、ファイルをもう一度送信してみてください。問題が解決しない場合は速度をもっと落としてみてください。
「Status Byte Received in Data」というメッセージが表示されたら、OB-6 を電源を切り、再び電源を入れて下さい。このエラーは OB-6 が予期していなかった他の MIDI メッセージが MIDI インターフェースを通して送られたことを意味します。他の全てのオーディオ機器、MIDI 機器を取り外し DAW ソフトウェアを終了してください。このメッセージが引き続き表示される場合はコンピュータを再起動し、MIDI-OX または SysEx Librarian だけを起動して下さい。