SKULPT Synthesiser

SKULPT Synth SE / SKULPT Synthesiser

サポート情報

SKULPT のファームウェアをアップデートする

SKULPT のファームウェアはエディターソフトの「MODALapp」を使用して簡単にアップデートする事ができます。(2019年4月現在、SysEx ファイル形式でのファームウェア・ファイルの提供は行なっておりません。)

アップデート手順

このアップデート手順と画面写真は Mac OSX バージョンの MODALapp です。他のデバイスを使用したアップデートも同様の操作で行えます。

1. 最新バージョンの MODALapp がインストールされたコンピューター、タブレット、スマートフォンと SKULPT をUSBケーブルで接続します。SKULPT が正常に起動しない場合は USB から供給されている電源の容量が不足しています。セルフパワータイプ(ACアダプターから電源を供給するタイプ)の USB ハブを使用して下さい。

2. MODALapp を起動します。

3. SKULPT の電源を入れるとアップデートを促すメッセージが表示されるので「UPDATE」をクリックします。SKULPT のファームウェアが最新バージョンの場合、このメッセージは表示されません。またこの画面で「LATER」をクリックしてアップデートをスキップしても、MODALapp の SETTING メニューの中の「CHECK FOR UPDATE」をクリックして再度表示させる事ができます。

4. MODALapp の画面が白い4分割された画面になります。SKULPT の USB ケーブルの接続を外すか、SKULPT の電源を OFF にします。

5. SKULPT のコントロール・パネルの LFO2 / RING MOD ボタンを押したまま USB ケーブルを再度接続するか、SKULPT の電源をON にします。

6. 電源を ON にした後も、そのまま LFO2 / RING MOD ボタンを押し続けます。SKULPT のキーボードの LED が低音から高音へかけて順番に点灯するので、全て点灯したら LFO2 / RING MOD ボタンを放します。

7. どのデバイスをアップデートするかを選択するセレクト・ボックスが出てくるので、SKULPT を選択します。

8. INSTALL をクリックするとアップデートが始まります。完了するまで絶対に USB ケーブルを抜いたり MODALapp を終了したりしないで下さい。SKULPT が故障する原因となります。

9. アップデートが完了すると SKULPT は自動的に再起動し、MODALappと接続されてそのまま使用できる状態になります。

10. SKULPT のファームウェア・バージョンは MODALapp の SETTING メニューで確認できます。

アップデートに失敗して SKULPT が正常に起動しなくなってしまった場合の対処方法

ファームウェアのアップデート中に途中で止まってしまったり、間違って電源を切ってしまった場合など、SKULPT が正常に起動しなくなってしまう場合があります。(例 : SKULPT を起動しても一部のボタンの LED が点灯したまま操作を受け付けず音が出ない など)多くの場合、下記の手順で復旧することが可能です。

  • 1. SKULPT を付属の USB ケーブルで iOS、Android、OSX、Windows マシンに接続します。
  • 2. MODALapp を開きます。デバイスが認識されなくても心配しないで下さい。これは SKULPT のファームウェアが消去された際の正常な動作です。
  • 3. MODALapp の左上隅の Modal ロゴをクリックして「About」に移動します。
  • 4. 3秒間表示される About ウィンドウの Modal「M」ロゴをクリックしたままにします。
  • 5. 左上隅の Modal ロゴをもう一度クリックして「TOOLS - SKULPT - Reflash Synth」の順に進みます。あとはアップデート手順4からアップデートを再開できます。

Modal SKULPT synthesiser Sequence Quantise - SKULPT firmware V1.7

SKULPT ファームウェア v1.7 の機能解説動画(英語音声)

アップデート履歴

バージョン2.1

特徴

    SKULPTsynth SEへの対応

改善点

  • ファクトリー・コンテンツの更新(SKULPTsynth SE のみ)
  • ファクトリー・リセット時の「MIDI-IN OCT OFFSET」のデフォルト状態を「On」に変更しました。
  • ファクトリー・リセット直後のおかしな動作を修正しました。
  • ファクトリー・リセット手順を改善し LED フィードバックが表示されるようになりました。

修正点

  • パッチをイニシャライズした後、ファインチューンがゼロにならない問題を修正しました。
  • メンテナンスを行いました。

バージョン2.0

特徴

  • MPE 対応 - SKULPTsynthesiser はMPE 互換 の MIDI コントローラーに対応し、個々のノートにポリフォニック・コントロールとエクスプレッションを適用することができるようになりました。
  • Sustain / Arp Latch モード - ノート/コードを押して離すとそのノート/コードが持続し、新しいノート/コードを押すと既存のノート/コードが上書きされます。このモードはクラシックなアルペジエーター・ホールドとして機能し、アルペジエーターがオフのときにも使用できます。サスティンをオンにするときに「Sustain」ボタンを1秒間押し続けると、サスティン・ラッチモードが有効になり、サスティンをオフにするとラッチモードが解除されます。
  • グローバル設定に Global Tune を追加しました
  • MIDI-in Octave グローバル設定 - キーボードのオクターブ・パラメーターを MIDI In ノートにも反映させるための新しい設定です。

改良点

  • Touch pad sensitivity グローバル設定 - タッチパッド1の感度を変更することができます。この設定に変更を加えるには、デバイスの再起動が必要です。
  • MIDI ループ状態での安定性の向上(特にMODスロットの割り当て時)
  • デバイスからクロック・ソースを選択できるようになりました。起動時に「Play」ボタンを押したまま、タッチパッドでソースを選択してください(1-4 = 内部クロック、5-8 = 外部 MIDI、9-12 = Sync-in、13-16 = 自動設定)
  • MIDI メッセージのマージ - MIDI アフタータッチ、ピッチベンド、モジュレーションホイール、エクスプレッションペダルのメッセージが USB MIDI と DIN MIDI の両方から同時に受信している場合、これらのメッセージが併合され、それぞれのソースがボイスエンジンのコントロールのために競合することを防ぎます。
  • パッチをロードまたは初期化する際に MIDI In モジュレーションの値をリセットするようになりました。(モジュレーション・メッセージを送信中に MIDI コントローラーが切断された場合、デバイスの電源を再投入しなければならない問題を回避するため。)
  • Randomise Patch 機能で CC 121 の代わりに SysEx メッセージを使用するようになりました。CC 121 ('Reset All Controllers')は、MIDI の仕様に従って実装されており、モジュレーション・ホイール、エクスプレッション・ペダル、サスティン・ペダル、アフタータッチ、ピッチ・ベンドのコントロールの値をリセットします。 これにより、本来の目的で CC 121 を送信する外部 MIDI ソフトウェア/ハードウェアとの互換性が向上しました。

修正点

  • Chord Mode のコードを外部 MIDI 機器から設定できない不具合を修正しました。
  • MIDI クロック・メッセージを最初に受信したとき、MIDI に同期した LFO が同期するまでに2拍かかる問題を修正しました。(同時に MIDI Start も送信する必要があります。)
  • 外部の MIDI または Sync-in クロックソースからフォールバックする際に、内部クロックが内部テンポに設定されない問題を修正しました。
  • MODALapp で重複した Mod スロットを割り当てようとした場合、デバイスがエラーを報告しないことがある問題を修正しました。
  • MIDI DIN IN フィルターを有効にすると、DIN IN からのアフタータッチが処理されないことがある問題を修正しました。
  • MIDI Local がオフの状態でコードモードを使用すると、コード内のノートが正しくないことがある問題を修正しました。
  • CC 120(All Sound Off)またはCC 123(All Notes Off)を送信すると、アルペジエーターのノートが動かなくなることがある問題を修正しました。
  • 関連するブートモードの時、Arp の LED が点滅しない問題を修正しました。
  • 非常に多くの MIDI ノート情報をデバイスに送信する際に発生する問題を修正しました。
  • MIDI Local をオフにすると、Arp でノートが出なくなることがある問題を修正しました。

バージョン1.7

特徴

  • シーケンサーのクオンタイズ・ルーティング
  • シーケンサーのノートポリフォニーの改善

修正点

  • ディレイシンクを修正しました。
  • エンベロープ・リリース時のクリック感を修正しました。
  • LFO1 から LFO2 へのシェイプ・モジュレーションを修正しました。
  • パッチのタッチ・コントロールのランダマイズを修正しました。
  • シーケンサーのアニメーションのレーンクリアとレコーディングを修正しました。
  • シーケンサーページのアニメーション・レーンが、新しいアニメーションをレコーディングする際に更新されないことを修正しました。
  • パネル LED のバグを修正しました。
  • アプリの設定画面で起こる MIDI 処理のバグを修正しました。

バージョン1.6

特徴

  • シーケンサーの MIDI トランスポート設定を追加しました。
  • SEQ のメトロノームを有効/無効にするショートカットを追加しました。 (SHIFT + SEQ PLAYを保持)
  • Skulpt をクロック・ソースにロックする機能を追加しました。
  • ピッチベンドの範囲を調整できるようになりました。
  • MODALapp のローカル・ストレージからロードされたパッチを受信する際、"Load "LED のアニメーションを追加しました。

修正点

  • アルペジエーターがクロック・オフの状態で動作している場合、SEQ が起動しないことがある問題を修正しました。
  • MONO パッチを POLY に変更した際、ポリチェイン・マスターとドローンの間で音量が下がったように感じる問題を修正しました。
  • ポリチェイン・マスターからドローンにモジュレーション・スロットのミュートが伝わらない問題を修正しました。
  • ポリチェイン・マスターとドローンの間でアルペジエーターのステータス・フォワーディングが正しく処理されない問題を修正しました。
  • 4台の Skulpt をポリチェインする際の問題を修正しました。
  • AEG のサステインが0のとき、5つ目のノートが正しく再生されないことがある問題を修正しました。