
297 Spectral Processor は Buchla 200 シリーズのモジュールです。
選択された周波数とステージ数に応じて入力した信号の位相を最大1,800度シフトします。位相シフトされた信号は元の信号と合成されて、中程度に歪んだコム・フィルターを生成し出力します。ノッチの密度と深さはフィードバックとステージの選択により変更できます。広いレンジのスイープ・オシレーターは慣れ親しんだ周期的なフェイズ・シフター・エフェクトを生成します。
全てのパラメーター(フェイズ・シフト、ノッチ・デプス、スウィープ・レート、スウィープ・デプス、レゾナンス)は CV コントロールが可能です。内蔵エンベロープ・フォロワーは音量による変化のあるエフェクトを作成する際に使用します。
297 は1方向に連続的に移動するフェイズシフト、’サイン・ポール’フェイジングが可能です。このユニークな回路はこのプロセスに伴う余分な時間を消費します。レートははいずれの方向でも毎秒2.5オクターブまで変化させる事ができ、CV コントロールも可能です。
297 は’e’シリーズのモジュールではありません。そのためパラメーター設定を内部的に保存することはできません。
製品名 | 297 Infinite Phase Shifter |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー |
定価 | 291,000 円(税別) |
※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。 モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。 Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。 これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。 |