261e

Complex Waveform Generator

261e Control Voltage Processor は Buchla 200e シリーズのモジュールです。

ピッチ、音量、ティンバー、多次元の CV モジュレーションにより複雑な波形を生み出す事ができるオシレーターです。261e の全ての処理はアナログ回路により行われ、ウェーブシェイプ・テーブル・ドライブ・システムによりエイリアシング・ノイズが排除されます。

オシレーターはメインとなるプリンシパル・オシレーターとモジュレーション・オシレーターの2種類が搭載されています。モジュレーション・オシレーターはメインオシレーターまたは MIDI ノートオン・メッセージに同期させる事ができます。その波形は CV コントロールが可能で、サイン波からパルス波まで連続的に変化します。モジュレーション・オシレーターは可変オフセットを設定しプリンシパル・オシレーターのピッチを追従する事もできます。

261e は 225e MIDI Decoder / Preset Manager と連動し、225e で変換した MIDI ノートのピッチ CV が内部ルーティングされているのでピッチCVのパッチングは不要です。1つのシステムに最大で4台の 259e をマウントする事ができ、必要な場合はそれぞれ独自の MIDI チャンネルに設定できます。

すべての 261e のパラメーターは 206e Mixer / Preset Manager または 225e MIDI Decoder / Preset Manager のプリセット・マネージャーを使用して記憶と呼び出しができます。

製品名261e Complex Waveform Generator
製品種別Buchla モジュラーシンセサイザー
定価329,000 円(税別)

※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。

このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。

モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。

Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。

これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。