
257e Control Voltage Processor は2つの機能を備えた Buchla 200e シリーズのモジュールです。
CV プロセッサー
モジュールの上部には高解像度の CV 入出力が2セットと、それぞれの入力ステージから出力ステージへ至る際の電圧の演算をする直感的なコントロールが搭載されています。電圧レベルはグリッドでグラフィカルに表示され、入力レベルと出力レベルは独立して設定できます。入出力信号パスの任意の箇所にブレークポイントをプログラムし、ブレークポイントの電圧レベルを正確に設定する事ができます。
スループロセッサー
モジュールの下部には3チャンネルのデュアル入力 VC スループロセッサーが搭載されています。スルーレート処理の用途はエンベロープ・セグメントのリアルタイム処理や、ヴィブラート/トレモロのオンセット・ディレイ、ポルタメントまで無数にあります。
各チャンネルにはパルス出力が2つずつ用意されており、スルー電圧が最大値と最小値になった際にそれぞれパルスを出力します。シーケンサーのスタート/ストップ、ゲート・ディレイなど様々な用途で使用する事ができます。
製品名 | 257e Control Voltage Processor |
製品種別 | Buchla モジュラーシンセサイザー |
定価 | 271,000 円(税別) |
※こちらの製品は Five G music technology 専売品です。 このモジュールは Buchla 200e シリーズのモジュールで、動作させるためには Buchla モジュール用(4Uサイズ)のケースが必要です。一般的なユーロラック・モジュラーシンセサイザー用のケースには、パネルのサイズと電源の規格が違うためマウントできません。 モジュールのオーディオ信号と CV、ゲート、クロック信号はユーロラックと相互に接続して使用できますが、端子形状、またゲインや電圧レンジが異なることには注意してください。 Buchlaのオーディオ信号はラインレベル(約2Vpp)で設計されています。オーディオ信号の入出力であるジャックはTiniジャックと呼ばれるものであり、ユーロラックの3.5mmの直径に比較してわずかに太いものです。CVの電圧範囲は0~10V、ゲート/トリガー信号はON時に約+10Vで設計されています。バナナ端子をユーロラック用の3.5mm端子にケーブルなどで変換をする必要があります。 これらは端子変換を行うことでユーロラックと接続可能ですが、より正しい動作を求める場合はユーティリティモジュールを使用して電圧範囲を適正に変換することを推奨します。 |