EOLE

概要

全てのユーロラックが 20°C / 68°F の空調スタジオに設置されているわけではありません。

EOLE は、4HP サイズのモジュールです。モジュールを過度の温度から保護するため、換気・温度調節・監視を行います。
EOLE は、高温環境下での使用、特に真空管や高消費電力モジュールを使用する場合に推奨されます。ユーロラック内部の温度は危険なほど上昇し、全てのモジュールの寿命を縮める可能性があるためです。

特徴

換気

大半のユーロラック・ユニットは気密性が高く、木材などの断熱材で構成されていることが多く、多くのユーザーは（私も含め）明らかな美的理由から空きスペースを塞ぎ、空気を閉じ込めてモジュールや内部電源が生み出す温かい空気の自然対流を妨げています。多くの場合、換気は不可欠です。

温度調節

EOLE はファン速度を変化させることでユーロラック内の温度を安定させます。
温度制御はアナログ VCO など特定のモジュールの安定性を向上させます。

監視

モジュールに使用される電子部品の中には、絶対動作温度が 75°C / 167°F を超えてはならないものがあります。
この温度を超えると部品の寿命が縮み、最終的にはモジュール全体の寿命を縮めます。

技術仕様

• 温度センサー精度：±2°C
• ノイズフィードバック防止用パッシブフィルター搭載の直線的ファン速度制御（スイッチングなし）
• 極性付き電源ヘッダーと逆接続保護機能
• -12Vレールのみ使用