
特徴
アナログドラム・シンセシスは VERMONA にとって常に中心的な役割を担ってきました。その象徴とも言えるDRM-1は1990年代中盤から、私たちのドイツ・エアルバッハの工房「Elektroakustische Manufaktur」で、ほとんど設計を変えることなく約30年にわたり製造され続けています。このDRM-1が世界中の音楽家に長く愛されている事実こそが、その重要性を雄弁に物語るでしょう。
BASS | DRUM では、DRM1に搭載されているKICKチャンネルおよびDRUMチャンネルの音源部分をユーロラック・フォーマットに落とし込みました。これはただの移植ではなく、モジュラー環境に最適化するために、既存回路の主要部に手を加えて再設計を行いました。その結果、このモジュールの起源を明確に示すと同時に、それを何倍も上回る音色のバリエーションを生み出します。
BASS | DRUM のモジュレーションにおける可能性は非常に柔軟なものとなっています。オシレーターのピッチやディケイ・タイム、そして内蔵ウェーブ・シェイパーといった多数のパラメーターを外部CV電圧によってコントロールすることができます。例えば、波形にモジュレーションを加えることで音色にバリエーションを持たせたり、ディケイの長短や音程の高低をリズミックに切り替えたりすることも可能です。
DYNAMIC入力端子を使用することで、外部トリガーソースがBASS | DRUM 内部回路へ与える力の強さをコントロールできます。これにより、音量だけでなくサウンドの様々なニュアンスが変化します。
BASS | DRUM は、ベースとドラムどちらも妥協なくこなすことができます。あなたの音楽に追従するドラムサウンドが必要ならば、このモジュールこそがそれなのです。同時に、このモジュールはベースラインやメロディを生成するのに最適なフル機能のオーディオ・オシレーターにもなり得るのです。
深くパワフルなキック・ドラムからタム、そして高周波なping音やパーカッシヴなchirp (スウィープ)音まで、BASS | DRUM はこなすことができます。他のモジュレーション・ソースと組み合わせることで、周波数は無限に拡張できます。このモジュールは、クラシックなアナログドラム・サウンドを生成するのみならず、優れたオシレーターでもあるのです。
仕様
入出力 | |
TRIG | 最大 12V; スレッショルド: +3V |
DYNAMIC | 0 ~ 10V |
DECAY | ±10V |
PITCH | ±10V |
WAVE | ±10V |
OUT | ±5V |
周波数範囲 | |
16 Hz (C0) ~ 130 Hz (C4) |
製品名 | BASS | DRUM |
製品種別 | ユーロラック・モジュラーシンセサイザー |
定価 | 70,600 円(税別) |
JAN コード | 4580646115192 |
幅 | 14HP |
奥行き | 38mm |
消費電流 | +12V : 70mA
-12V : 60mA |