Make Noise RxMx(アール・エックス・エム・エックス)はバクトロール・ベースの 6 In 3 Out ミキサー、マクロ・ローパスゲート・モジュールです。各所にバクトロール回路を使用しており、非常にスムースな変化を伴うミキシング、クロスフェードが可能です。
オーソドックスな6チャンネルミキサーとして使用する場合は各チャンネルの入力に信号を入力し、アッテネーターでボリュームを調節します。パネル中央のB出力のみにケーブルを接続すれば6チャンネル全てが出力されます。A出力にケーブルを接続するとCH1とCH2が、C出力にケーブルを接続するとCH5とCH6がB出力から切り離されて出力されるので、2IN 1OUT & 4IN 1OUTミキサー、2IN 1OUTミキサー x3としても使用できます。A出力とC出力にはAUX INが用意されているので、さらに信号を追加してミキシングする事ができます。
RxMx の非常にユニークなポイントはパネル下部の CHANNEL と RADIATE セクションです。RADIATE ノブを時計回りに最大にすると各チャンネルのレベルはアッテネーターで設定した最大値になります。反時計回りに回すと CHANNEL で設定した中心チャンネルを頂点に全体のレベルが山なりに下がってゆき、最小にすると中心チャンネルのみが出力されます。この変化はパネル上の6つのLEDで視覚的に確認する事ができます。またこのコントロールはノブの他に CV でもコントロールする事が可能なので、ただのミキサーの枠に捕われないユニークな使い方ができます。
パネル右下の LEVEL セクションは全体のレベルを調節します。ここに用意されている STRIKE 入力は Optomix に近い効果があり、ゲートやトリガーを入力する事でバクトロールを全開にする事ができます。独特なカーブのディケイにより「弦を弾く」「叩く」といった音楽的なサウンドを簡単に作り出す事ができます。
Expansion
RxMx は基板の上にあるエクスパンション・ヘッダーを使用してフィックスド・フィルター・モジュール FXDf や オシレーター・モジュール DPO と接続する事で、これらのモジュールの出力をパッチングせずに RxMx のチャンネルに立ち上げる事が可能です。FXDf の場合は帯域別の出力が、DPO の場合は各オシレーターの出力が接続され RxMx によりクロスフェードさせる事ができます。また RxMx の各チャンネルの入力にパッチケーブルを接続するとエクスパンション・ヘッダーからの接続は解除されるので、RxMx 単体としても問題無く使用できます。