RS-610N

オーディオ・シンセシスに使われるリング・モジュレーターには2つのタイプがあります。

AC 結合型（カップリング）と DC 結合型です。AC 結合型リング・モジュレーターが最も一般的です。簡単に説明すると、これは周波数 X と Y の2つのソースの入力を受け入れ、X+Y と X-Y の成分周波数を持つ1つの信号を出力します。 元の信号は抑圧されるため、これらの「和」と「差」の周波数のみが聞こえます。

新しい信号に含まれる周波数は、倍音に関連することはほんとんどないため、リング・モジュレーターは、鳴り響くような金属的な音を生成するのに適しています。入力が倍音豊富な場合、出力は複雑な波形になり、耳障りになることが多く、サウンド・エフェクト以外には使用できない可能性があります。

入力の 1 つがモジュレーション (エンベロープまたは LFO) の場合、リング・モジュレーターは電圧コントロール・アンプ (VCA) として機能し、出力信号の振幅はモジュレーションの電圧に比例します。

各リング・モジュレータには 2 つの入力と 1 つの出力があります。コントロールはありません。

x-in（入力）は、両方のユニットで y-in（入力）に正規化されます (周波数倍増のため)。さらに、上部のリング・モジュレーターの出力は、下部のリング・モジュレーターの x-in（入力）に正規化されます。

RS Integrator N シリーズ・モジュールについて

N シリーズ・モジュールは Analogue Systems のベストセラー・クラシック・モジュールのパネルデザインを刷新し、現代のモジュラー・プレイヤーのニーズに合うように改良されたシリーズです。

• パネルデザインを合理的で見やすいデザインに刷新。
• 他のメーカーのユーロラック・ケースへ柔軟にマウントできる横長のネジ穴を搭載。
• 「デュアルバス」を搭載し Analogue Systems のケース、一般的なユーロラック・ケースのどちらからも電源を供給可能。（Analogue Systems 用バスケーブル付属。ユーロラック用バスケーブルは別売です。）

Analogue Systems 製ケースにマウントする場合

付属の Analogue Systems 用バスケーブルを使用します。

一般的なユーロラック・モジュラーケースにマウントする場合

別売りのユーロラック用バスケーブルを使用するか、付属の Analogue Systems 用バスケーブルと変換コネクタ「AS-DO（別売）」を使用します。