RS-35N

概要

RS-35N External Processor は、オーディオ信号からコントロール信号を抽出するための３つの回路 (周波数/電圧ジェネレーター、レベル/電圧ジェネレーター、トリガー・ジェネレーター) が含まれたモジュールです。「フェイスプレート」の刷新や「デュアルバス」の採用など、現代のモジュラー・プレイヤーのニーズに合うように再設計されたNシリーズの製品です。

• Frequency-to-voltage (FREQ-V) : この回路は、「ピッチ-電圧コンバータ」とも呼ばれます。オーディオ信号を分析し、周波数に依存するコントロール電圧を生成します。周波数が高いほど、電圧も高くなります。入力は ±１０V の信号を受け入れます。V-Slew コントロールは、出力信号の急激な変化を滑らかにし、最大 ２ 秒の長さのポルタメントを作成できます。「V-range」スイッチは、出力の電圧範囲を決定します。１V/oct モードでは、１V/octave 特性と -４V から３V の範囲のコントロール電圧を生成します。VARY モードでは、「vary depth」コントロールは、変換範囲を ０V から ０.５V/oct に設定します。このモードでは、出力の電圧範囲は -１０V から 6V です。スイッチ「F-Range」は、分析する周波数範囲を設定します。 「kHz」は、１% 以上の精度で ２０Hz から １.２kHz まで周波数を変換します。 「１０kHz」は、周波数を １００Hz から １０kHz に ２% 以上の精度で変換します。
• HELD-V : 入力信号がない場合、電圧はゼロに低下せず、対応するセクションによって次のトリガーが生成されるまで保持されます (以下を参照)。精度は、低音 (２０Hz ～ １００ Hz) で ５%、１００Hz ～ １.２Hz の範囲で １% です。 FREQ-V 回路の １０kHz モードでは、精度は １０kHz の範囲全体で常に ２% です。
• Level to voltage (LEVEL-V)  : このユニットは一般に「エンベロープ・フォロワー」として知られています。オーディオ信号の振幅に応じてコントロール電圧を生成します。LED がアクティビティを示します。信号の急激なステップは、LV-SLEW コントロール (最大 １ 秒) で滑らかにすることができます。LV-LEVEL は、出力レベルを ０V ～ １０V にコントロールします。
• TRIGGER : ５V のパルス波は、 １Hz～１０kHzの範囲のオーディオ信号から生成されます。回路の感度は TRIG-SENSE コントロールで調整されます。

RS Integrator N シリーズ・モジュールについて

N シリーズ・モジュールは Analogue Systems のベストセラー・クラシック・モジュールのパネルデザインを刷新し、現代のモジュラー・プレイヤーのニーズに合うように改良されたシリーズです。

• パネルデザインを合理的で見やすいデザインに刷新。
• 他のメーカーのユーロラック・ケースへ柔軟にマウントできる横長のネジ穴を搭載。
• 「デュアルバス」を搭載し Analogue Systems のケース、一般的なユーロラック・ケースのどちらからも電源を供給可能。（Analogue Systems 用バスケーブル付属。ユーロラック用バスケーブルは別売です。）

Analogue Systems 製ケースにマウントする場合

付属の Analogue Systems 用バスケーブルを使用します。

一般的なユーロラック・モジュラーケースにマウントする場合

別売りのユーロラック用バスケーブルを使用するか、付属の Analogue Systems 用バスケーブルと変換コネクタ「AS-DO（別売）」を使用します。