Microwave は、ウェーブテーブル・シンセシスとアナログ・フィルターを組み合わせた独自の解釈により、ハイブリッド・シンセシスの最高の形を定義しました。そして今、Waldorf Music は Microwave 1 Plugin（マイクロウェーブ・ワン・プラグイン）のリリースにより、この魔法のような楽器を世界中のデジタル・ワークステーションに復活させました。

35年前、Waldorf Music は、最初の楽器、Microwave を発表し、90年代の代表的なミュージシャンやプロデューサーの度肝を抜きました。その振動する独特のサウンドは、80年代初期のウェーブテーブル・サウンドを、次の10年間に台頭するエレクトロニック・ダンス・ミュージックに導きました。重厚なベースライン、謎めいたウェーブテーブル・モジュレーション、激しいアタック、シルクのように滑らかなパッドは、何世代にも渡るミュージシャンにインスピレーションを与えてきました。ウェーブテーブル・シンセシスとアナログ・フィルターを組み合わせたマイクロウェーブ独自の解釈は、ハイブリッド・シンセシスの最高の形を定義しました。

今こそ、この魔法のような楽器をソフトウェアとして、世界中のプロデューサーやミュージシャンのデジタル・ワークステーションに復活させる時です。Waldorf Microwave 1 Pluginは、オリジナルのハードウェアから、その特異性と素晴らしい独自性をすべて備えたオリジナルのハードウェアから丹念に再現されました。

数年にわたる努力と愛情の結晶であり、ハードウェアのあらゆる側面から、オリジナルの楽器を細部に至るまで分析し、モデリングしました。Microwave と Waldorf Wave の初代のみが、Waldorf ASIC と呼ばれるカスタム開発された集積回路をベースにしていました。伝説的な　Curtis　フィルター・チップと非常にユニークな　68k CPU　ベースのコントローラー・ソフトウェアとの組み合わせにより、この ASIC は他に類を見ない非常に特別なウェーブテーブル・サウンドを特徴としていました。このユニークなチップの設計に携わったのは、80年代のウェーブテーブル・シンセシスの発明者である　Wolfgang Palm 氏だけです。Waldorfはこの集積回路を解析し、プラグイン内に再現するために多大な努力を払いました。オリジナルと同様に、このプラグインは DAW のサンプリング レートに関係なく、250 kHz という超高速サンプリング・レートで内部シンセシスを実行します。再現されたデジタル波形は、オリジナルとのビット単位での比較において 100% 同一です。

オリジナル・ハードウェアの旧式のデジタル・アナログ・コンバーターも、ノンリニアリティとトーン・シェイピング・カラーでモデリングされ、オリジナル・ハードウェアのリビジョン A と B で使用された2種類の Curtis フィルター・チップにつながっています。プラグインでは、さらにアナログ・コンポーネントの人工的なデチューンとリキャリブレーションも行えます。強烈なアタック、キレのあるディケイ、そして素晴らしいトランジェントの数々が、第一世代の Micriwave のサウンドを特徴づけています。
Microwave 1 Plugin の一歩進んだ、そのモダンで魅力的なグラフィカル・ユーザー・インターフェースにより、オリジナル・ハードウェアが持つ、使いにくいインターフェースにより隠されていたシンセシス・エンジンの多くの側面を明らかにしました。

決して機械的ではないが常に異なるサウンドを生み出すそのサウンドは、エンベロープ、LFO、モジュレーションを作成するための非常にユニークなアーキテクチャに基づいており、それはプラグインによって細部に至るまで丹念に再現されています。

読みやすいハイ・コントラストのフォントを採用した拡張性の高いモダンなインターフェースは、モジュレーションやプレイ・ポジションをアニメーションで表現し、ウェーブテーブル、エンベロープ、フィルター・レスポンスカーブなどをグラフィカルに表示することで、直感的なサウンド・エディットをサポートします。Microwave 1 Plugin により、Microwave 1 が、あなたの指先でこれほど身近に感じられることはありません。サウンド・エディットの喜びも味わえます。

私たちはここで立ち止まらず、Microwave の内部構造を明らかにしました。内部コントロール・テーブルに基づいて、ユーザーは既存のウェーブテーブルを簡単にエディットし、非常にユニークで直感的なプロセスで新しいウェーブテーブルを作成できるようになりました。すべてのオリジナル・ウェーブテーブルは、そのコントロール構造と完全なオリジナル波形カタログとともに使用できます。ユーザー・ウェーブテーブルに加えて、ユーザー波形もプラグイン内で作成できます。追加されたランダム化モードでは、ウェーブテーブルのエディットを楽しく且つサウンド的に驚きのあるものにします。マルチ・モードは、サウンド・デザインのための武器になります。これまで、パネルからのエディットは困難でしたが、プラグインの UI によって、単一のサウンドを素早くレイヤー化して、最も複雑でエキサイティングなサウンド構造を作成できるようになりました。

使いやすいミキサー・ページでは、サウンドの関係を微調整できます。チューニングやベロシティ・テーブルなどの、よりエキゾチックな機能も実装されており、UI でエディットできます。オリジナルの MIDI および Sys-Ex ダンプ・ファイルをインポートできるため、過去のお気に入りを読み込むことができます。さらに、このプラグインはグラフィカル・エディターを使用してオリジナルのハードウェアをコントロールすることができます。もしあなたが Microwave 第一世代をお持ちの幸運なオーナーなら、このプラグインを使用することで、魔法のようなサウンドを維持したまま、あなたの愛すべきハードウェアをバーチャルにどこへでも持ち運ぶことができます。Microwave 1 Plugin は、macOS とWindows 用の VST、VST3、AU、AAX として提供され、主要なデジタル・オーディオ・ワークステーションをサポートしています。