Quantum MK2 OS アップデート
Quantum MK2 の最新 OS は Waldorf Web サイトの「My Waldorf」からダウンロードできます。My Waldorf にログインするにはアカウントを作成する必要があります。
My Waldorf にログイン後、「My Hardware > Quantum MK2 > Quantum MK2 OS Update」からダウンロードできます。
注意:Quantum の OS バージョンは、Iridium (デスクトップ・モデル)、Iridium Keyboard とは互換性がありませんので、これらのデバイスにはインストールしないでください。
ダウンロードされたファイルを解凍し、「quantum.update.bin」を SD カード、または USB ドライブにコピーしてください。FAT32 フォーマットを使用してください。ドライブに特別な認証は必要なく、標準的な SD カードであれば問題なくご使用いただけます。ドライブには 10MB 以上の空き容量が必要です。カード内に他のファイルがないことが望ましいです。
USB ドライブを Quantum の Controller USB 入力に接続するか、SD カードを対応するスロットに挿入してください。SD カードは、オモテ面が下側にくるようにして、接点を上に向けて挿入する必要があります。カードが正しく挿入されると、カチッと音がします。
Iridium Keyboard の Global > System > Update を押して、.bin ファイルを選択します。Qunatum が自動的にアップデート処理を開始します。この間、デバイスのコントロールに触れたり、MIDI を送信したり、電源を切ったりしないでください。
OS のアップデート完了後、ピッチベンドとモジュレーション・ホイールのキャリブレーションが必要になる場合があります (詳細は製品付属のユーザーマニュアルをご確認ください)。
Iridium / Quantum OS 3.2.0 対応アップデート内容
Digital Former
- 3バリエーションの「Formant Filter」が新たに追加されました。
- 左右のチャンネル間でアマウント・パラメータをデチューンする「Tilt」パラメータが新たに追加されました。
- レベル・パラメータが最大+12dBまでの範囲に対応しました。
LFO & Delay
- Syncレートの調整可能範囲が広がりました。
ARP / StepSequencer
- 「Step Length」設定に「Triplets」と「Dotted」の2つの選択肢が新たに追加されました。
バグの修正
- 電源をONにしてから数秒間、画面がランダムに切り替わって表示されるバグが修正されました。
Iridium / Quantum OS 3.0 対応アップデート内容
Quantum
- デジタル専用ボイスを 8 つ追加し、同時発音数を最大 16 に増やしました。
- Layer-Voices ページに新しい「Voice Allocation」モードが追加され、希望に合わせてさまざまなモードを選択できるようになりました。
- Quantum の ゲイン・ステージングは、増加した同時発音数に合わせて調整されました。
Oscillator
- 3つのオシレーターすべてのレベル、パン、接続先を管理する、新しい「Mix」画面が追加されました。
- 「Control」の名前が「Pitch & Tools」に変更されました。
- 「Min Note」および「Max Note」パラメーターが追加されました。
- モノラルモードの場合:新しい「Mono Retrig」パラメータは、前のノートがまだリリースされているときに新たなノートが来ると osc を強制的に再トリガーします。
Wavetable OSC
- 一部のパラメータを新しい「Mode」サブ画面に再編成しました。
- パネル上のノブのすべてのパラメータが表示できるようになりました。
- 新しい Wavetable FX「Truncate」および「Reduce」はビットリダクションのような効果を持ちます。
Waveform OSC
-
新しいノイズモード「Pings」と「Geiger」が追加されました。
- どちらのノイズも「Reset Phase」パラメータに反応します。
- ノイズはステレオになり、その広がりは「stereo」パラメータによって制御されます。
Resonator OSC
- 一部のパラメーターを新しい「Exciter」サブ画面に再編成しました。
- パネル上のノブのすべてのパラメータが表示できるようになりました
- サンプルの「Pitch tracking」オプションでピッチ・トラッキングを無効にします (Samples→Edit)。
Sequencer
- 素早いアクセスのため、新しい表示スタイルへと変更しました。
- 最大ステップ数が 32 から 64 に増加しました。
Sample
- サンプル・マップの「Track Pitch」に「MOD Only」の選択が追加されました。
- Particle OSC用の「Track Pitch」サンプル オプションが追加されました。
- 最大再生サンプル数が 8 から 128 に増加(ラウンドロビン・モードの場合)されました。
LFO
- ユニポーラが選択可能な、新しい「Polarity」パラメータが追加されました。
Modulation Matrix
- Modulation Matrix のプリセット機能が追加されました。
エンコーダー・メニュー
- 素早いアクセスのため、新しくポップアップ・セレクター・スタイルへ更新されました。
Effects
- Tremoro FXの追加
-
エフェクト・ルーティング・アルゴリズムが追加されました。
- Effects→Routing または Filters→Routing で設定
- 最大 3 つの並列レーンを備えた 7 種のルーティング・トポロジーがあります。
-
並列接続がある場合:
- ボリュームとパンを調整可能なレーン出力
- レーンボリュームはモジュレーション先としてアサイン可能
Drive
- FX およびデジフォーマー用の新しいドライブタイプ「Cuff」
MIDI
-
「Apply Split to Inputs」設定の追加 (Global→MIDI→Inputs内)
- この設定を有効にすると、スプリット機能を外部MIDIで使用する際に、MIDI ノートのスプリットポイントに準拠した発音になります。
- スプリットポイントは、トランスポーズされていないキーベッド設定から反映されます。例:中央 C3 = Note No. 60
-
Global→MIDI→Outputs の「Send NRPN」オプション
- フロントパネルパラメーター変化を NRPN データとして送信します。
- パラメータにオートメーション変化を加えるには、以前と同様に CC を使用してください。
- NRPN は受信しません。
- サステインとコントロールペダルのモジュレーションは、ローカルオフ時にも適用され、また MIDI アウトからもデータが出力されます。
- XY パッドは MIDI CC を送信します
Iridium Desktop
-
Global→MIDI→Inputs の新しいオプション:
- 「Latch」ボタンは外部コントローラーから受信したノートもラッチします
Global→System→Info
- ベータ版の場合にベータ番号が表示されるようになりました