A-138j

A-138j Inverting/Interrupting Mixerは各チャンネルに極性/ミュート・スイッチを搭載したインタラプティング機能付き4チャンネル・ミキサー・モジュールです。各チャンネルの対応するスイッチを上の位置（inv.）に設定すると、入力した信号を反転します。中央の位置（Off）に設定すると、そのチャンネルはOff（ミュート）になります。下の位置（On）に設定すると「通常」の（反転していない）信号になります。信号の反転は、特にCV信号（LFO、ADSRなど）に使用します。しかしオーディオ信号に対しても、この機能は有効です。フィードバックや、オリジナル信号と処理済み信号のミックス（例えば、新しいフィルター・タイプを作成するために、オリジナル信号とフィルタリングされた信号をミックスする）などに使用します。

チャンネル1は「オフセット機能」を備えています。Input 1ジャックにプラグを挿していない場合、Lev.1ノブで調整可能なDC電圧（極性スイッチの位置に応じて正または負の電圧）が生成されます。

さらに、このモジュールは2種類のSingle Outと2つのMix Outを搭載しています。すべての入力と出力はDCカップリングされているので、VCAはオーディオ信号とCV信号の両方をミックスするために使用することができます。

各入力は極性/ミュート・スイッチとは別に、リニア・アッテネータを搭載しています。増幅範囲は0〜1です。

Single Outは各チャンネルのアッテネーター信号、または反転/ミュートされた信号を出力します。A-138jの特徴的な機能であるインタラプティング（Interrupting = 割り込み）機能は2種類用意されたSingle Outへケーブルを接続すると利用できます。機能は下記の通りです。

• Single Out A : Single Out Aジャックにケーブルが接続されている場合、そのチャンネルはMix Outから除外されます。
• Single Out B : Single Out Bジャックにケーブルが接続されている場合、そのチャンネルはMix Outから除外されません。このSingle Outはチャンネル1と2でのみ利用できます。

Single Out Aを使用すればA-138jを4チャンネルの独立したアッテネーターまたはインバーター、マニュアル・スイッチとしても使用する事もできます。（この場合、ミキサー機能を使用しません。）

Mix Outは2系統用意されており、出力する信号はどちらも同じです。