Tanzbär

Tanzbärは直感的にエディットできるハイクオリティなアナログドラム/パーカッション音源を搭載しています。各インストゥルメントの主要なパラメーターはコントロールパネル上のノブに配置されており、シーケンスを打ち込みながらでも直感的にエディットできます。一部インストゥルメントのTune等パネルに配置されていないパラメーターは、コントロールパネル右側のDataノブを使用してエディットします。

ドラム/パーカッション音源の他にメロディとベースラインのためのシンプルなシンセサイザーを搭載しています。この2つのトラックのシーケンス情報はコントロールパネル上のCV/Gateアウトから出力されるので、CV/Gateコントロールに対応したアナログシンセサイザーを接続して演奏させることもできます。

オーディオアウトプットはメインアウトの他に6系統のインディビジュアルアウトが用意されています。一部のインストゥルメントに外部エフェクターをかけたり、外部ミキサーでミックスすることもできます。多チャンネルのオーディオインターフェースに接続すれば各インストゥルメントを同時にDAWへ録音することもできます。インディビジュアルアウトはいずれもステレオジャックで、左右別々のインストゥルメントがアサイン、またはステレオペアリングされているため、インサーションケーブル (Yケーブル) を使用して出力します。

Tanzbarは直感的な入力でリズムトラックを作成できる、クラシック・リズムマシンスタイルの16ステップシーケンサーを搭載しています。A/Bバリエーションを持つパターンを144パターン(3セット x 3バンク x 16パターン)作成し保存可能です。

最大16パターンを連続して再生させる「チェイン」機能は、1つのバンクの中のパターンを好きな順番に連続再生させる事ができます。特定のインストゥルメントを連打する「ロール/フラム」機能は、いわゆる”ノートリピート”として知られる機能で、ライブパフォーマンスでインパクトのあるプレイが可能です。ステップ毎にコントロールバリューを記録できる「ノブレコーディング」機能でステップ毎に音色のバリエーションを付ける事ができます。

その他にもパターン毎、またはグローバルでアマウントを設定できるシャッフル機能、3段階で設定可能なアクセント機能、パート毎にリアルタイムで設定できるミュート機能を搭載。バリエーション豊かなサウンドで細かなニュアンスの表現にも対応できる高機能シーケンサーです。