Doepfer (Germany)

Dark Energy III

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Overview

Doepfer「Dark Energy III」(ダークエナジー・スリー)は MIDI、USB MIDI、CV/Gate コントロールが可能なアナログ・モノフォニック・シンセサイザーです。テーブルトップタイプの小型で堅牢なシャーシに濃密なアナログサウンドを生み出すアナログ回路と接続先を選ばないコントロールを可能にするデジタル回路を搭載し、あらゆるシステムに導入する事ができます。セミモジュラー設計のため内部の基本接続のまま直ぐに演奏が可能。またフロントとリアパネルに用意されたCV/Gateやオーディオ入出力をパッチケーブルで接続することにより、基本接続を変更したり他のアナログシンセサイザーと組み合わせて使用することができます。

音源部はVCO x 1、VCF x 1、VCA x 1、LFO x 2、ADSR x 1というシンプルな構成ながら多彩なコントロールが可能で、フロアを揺るがすファットなベースサウンドや音抜けの良いリードサウンドから、ドローンサウンドや強烈なノイズサウンドまで多彩な音作りが可能です。バージョンIIIでは VCO が三角波コアへ変更になり、LFO のリセット入力が搭載されるなどいくつかのアップデートがなされており、作成できるサウンドの幅が広がりました。 コントロールはMIDIキーボードによる演奏はもちろん、USBケーブルで直接コンピューターと接続しシーケンサーソフトで演奏、CV/Gate INを使用してモジュラーシンセサイザーと組み合わせて演奏したりと、あらゆるシステムと組み合わせる事が可能です。

1990年代に TB-303 クローンのアナログ音源として発売されたシンセモジュール MS-404、その後継機種である Dark Energy シリーズは303クローンという域を完全に離れ、シンセサイザーフリークの間で確固とした独自の地位を確立しています。

Feature

モジュラーシンセや他の CV/Gate 機器と接続可能な
セミモジュラー・シンセサイザー Dark Energy III

Dark Energy III は近年世界的な大流行を見せるユーロラック・モジュラーシンセサイザーのファミリーとも言える"セミモジュラー"シンセサイザーです。セミモジュラーとは、モジュラーシンセの様にセクションごとに分かれている機能が、内部であらかじめ接続されている構造の事です。VCO、VCF、エンベロープなど各セクションが接続されているので、特別なパッチングをしなくても MIDI, USB MIDI, CV/Gate を入力するだけでシンセサイザーとして演奏でき、必要に応じてモジュラーシンセの様にパッチケーブルを使用したパッチングを行えるのが大きな特徴です。

Dark Energy III の CV/Gate の入出力は Doepfer A-100 シリーズをはじめとしたユーロラック・モジュラーシンセサイザーや、世界中の CV/Gate に対応したシンセサイザー、シーケンサー、コントローラーと互換性があるので接続して使用する事ができます。

入力した MIDI 信号のピッチベンド、ベロシティ、アサイン可能なコントロールの3種類の信号を CV に変換し出力するジャックをリアパネルに搭載しています。リアパネルからフロントパネルの各 CV 入力へパッチケーブルを使用してパッチングする事で、様々なコントロールを行えます。

外部オーディオ入力を使用すれば他のシンセサイザーやオシレーターを Dark Energy III へ入力して音作りをする事もできます。ドラムループや既成のトラックを入力して、フィルターボックスとして使用するのも面白いでしょう。

シンセサイザーを構成する基本的な要素を全て搭載しているので、シンセサイザーを学ぶためのの入門機種として最適です。また Dark Energy III をコアとして、Dark Energy III に搭載していない機能をユーロラック・モジュラーシンセサイザーで拡張していくのも楽しいでしょう。

三角波コアの VCO を搭載
アナログならではの濃密なサウンド

VCO は Dark Energy I でも採用されていた三角波コアの VCO を搭載。オクターブ切替スイッチと Tune ノブにより幅広いレンジで正確なチューニングができます。出力できる波形は「矩形波/パルス波」と「ノコギリ波」「三角波」です。ノブでパルスワイズを設定した矩形波/パルス波は、スイッチで選択したノコギリ波または三角波とミックスされて VCF へと送られます。

パルスワイズはマニュアルでの設定に加え、LFO2 か エンベロープでモジュレーションさせる事ができます。

Dark Energy III は設計の見直しにより最大8オクターブに渡る 1V/Oct トラッキングを実現。幅広いレンジで安定したチューニングでの演奏が可能です。

バリエーション豊かなサウンドを生み出す
4モード連続可変のマルチモード・フィルター

Dark Energy III は 12dB/Oct のマルチモード・フィルターを搭載しています。ローパス、ノッチ、ハイパス、バンドパスの4モードに切り替える事ができますが、ローパスからノッチを経由してハイパス、そしてバンドパスへとスムーズに連続可変する事が可能です。隣り合う2つのモードを組み合わせることでバリエーション豊かなサウンドを得る事ができます。カットオフ・フリケンシーはLFO、ADSR、外部CVソースによりモジュレーション可能です。

カットオフ・フリーケンシーで設定した周波数帯域にクセをつけるレゾナンスは、最大値近くまで達すると自己発振しサイン波を生成します。VCO ほど正確ではありませんが 1V/Oct に追従するのでオシレーターの代わりにサウンドソースとしても使用できます。

可聴域にまで達する超高速 LFO によるモジュレーション
LFO1 と LFO2 のリセット入力を新搭載

Doepfer サウンドを特徴づける機能の一つである、可聴域にまで達する超高速 LFO を2基搭載。LFO = Low Frequency Oscillator という言葉の定義を破壊するこの LFO は、オシレーターやフィルターのフリーケンシーをモジュレーションさせることで、金属的なサウンドや破壊的でノイジーなサウンドを作ることができます。

Dark Energy III では LFO 1 と LFO2 のリセット入力を新たに搭載しました。シーケンスのテンポに合わせた緩やかなモジュレーションや、オシレーターを入力してシンクの様な使い方もでき、音作りの幅が一層広がりました。

MIDI, USB MIDI, CV/Gate に対応
どんな環境にも導入可能

Dark Energy IIIのコントロールはMIDI、USB MIDI、CV/Gateに対応しており、あらゆるシステムに組み込む事が可能です。MIDI OUTを搭載したキーボードやシンセサイザーとDark Energy IIIを接続すればすぐに演奏を始める事ができます。コンピューターとUSBケーブルで接続すればコンピューターに立ち上げられたシーケンスソフトでDark Energy IIIを演奏できます。USB接続には特別なドライバは必要とせず、USBケーブル一本でDark Energy IIIをコンピューターと接続するだけでOK。あとはシーケンスソフトで必要な設定をするだけです。

CV/Gate コントロールはフロントパネル下部にインプット、リアパネルにアウトプットを搭載しています。入力された MIDI 情報はGATE (ノートON/OFF)、CV1 (MIDIノートナンバー)、CV2 (ピッチベンダー)、CV3 (ベロシティ)、CV4 (アサイナブルMIDI CC)へと変換され出力、フロントパネル下部へパッチケーブルで接続すれば任意のパラメーターのMIDIコントロールとオートメーションが可能です。またCV/Gateを搭載した他のシンセサイザーをコントロールするための簡易 MIDI to CV/Gate コンバーターとしても使用できます。

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Specifications

VCO

  • ・三角波ベースの VCO コア
  • ・マニュアルチューン・コントロール (内部ジャンパーを使用して半オクターブまたは +-2.5 オクターブに設定可能)
  • ・レンジスイッチ (-1 / 0 / + 1 オクターブ)
  • ・フリーケンシーレンジ 約 32Hz (C0) 〜 4.2kHz (C8)
  • ・FM モジュレーション ソース選択スイッチ (LFO1 / OFF / ADSR)
  • ・矩形波のマニュアル・パルスワイズ・コントロール
  • ・PWM コントロール ソース選択スイッチ (LFO2 / OFF / ADSR)
  • ・波形切替スイッチ (ノコギリ波 / OFF / 三角波)
  • ・スイッチで選択した波形と矩形波の合計を VCF に供給 (矩形波をオフにするにはパルスワイズ・コントロールを0にします)
  • ・1V/Oct 外部 CV 入力
  • ・矩形波 PWM の外部 CV 入力
  • ・内蔵 USB/MIDI インターフェースの CV1 出力に入力された周波数(1V/Oct)の内部 CV 入力
  • ・ウォームアップ時間なし 電源投入後すぐに安定したピッチコントロールで使用可能
  • ・8オクターブに渡る 1V/Oct トラッキング

VCF

  • ・12dB マルチモードフィルター (ローパス、ノッチ、ハイパス、バンドパス)
  • ・ローパスからノッチを経由してハイパスに、そしてバンドパスへ連続可変するモード・コントロール
  • ・マニュアル・フリーケンシー・コントロール
  • ・トラッキング・スイッチ (ハーフ / OFF / フル) VCO の外部 CV 入力に内部接続されており、ハーフまたはフルに設定されていると VCF が VCO に追従
  • ・XFM ソース切替スイッチ(LFO2 / OFF / ADSR)
  • ・XFM コントロール・アマウント (+または-)
  • ・マニュアル・レゾナンス・コントロール (自己発振可能)
  • ・外部オーディオ入力 (VCO に加算)
  • ・フィルター・フリーケンシーの外部 CV 入力
  • ・サイン波オシレーターとして数オクターブに渡る 1V/Oct が可能

VCA

  • ・マニュアル・アンプリチュード・コントロール (イニシャル・ゲイン)
  • ・AM モジュレーション・ソース選択スイッチ (LFO1 / OFF / ADSR)
  • ・VCA アンプリチュードの外部 CV 入力
  • ・リニア・コントロール・スケール

LFO1, LFO2

  • ・マニュアル・フリーケンシー・コントロール
  • ・波形切替スイッチ (三角波 / OFF / 矩形波)
  • ・レンジ切替スイッチ (Low / High (オーディオレート) / Middle)
  • ・リセット入力 (最低 5V からのゲート、トリガー、矩形波の立ち上がりエッジに反応、リセット後 0V から三角波が動作開始)
  • ・LED ディスプレイ (信号の +/- がモニターできる緑と赤の2色LED)

ADSR

  • ・アタック、ディケイ、サスティン、リリースのマニュアルコントロール
  • ・レンジスイッチ (Long / Short / Mideum)
  • ・LED ディスプレイ (明るさで信号の強さがモニターできる青LED)
  • ・外部ゲート入力 (内蔵 MIDI / USB インターフェースのゲートアウトに内部接続)

USB / MIDI インターフェース

  • ・MIDI チャンネルとリファレンス・ノート (最低音のC) はラーニング・ボタンと LED で設定
  • ・ゲート信号と3つのアナログ CV 信号を生成 CV1 : ピッチCV、CV2 : VCF フリーケンシー(MIDI コントローラーに割り当て可能) CV3 : リアパネルから出力 (ベロシティ)
  • ・CV レンジ : 0 〜 +5V (5オクターブに相当)
  • ・ゲート信号と3つのアナログ CV 信号はリアパネルからも出力

入力 / 出力

フロントパネル
  • ・CV 入力 VCO フリーケンシー (1V/Oct)
  • ・CV 入力 VCO パルスワイズ (フルスケールでおよそ5Vレンジ)
  • ・CV 入力 VCF フリーケンシー (〜1V/Oct)
  • ・CV 入力 VCA アンプリチュード (0 〜 +5V)
  • ・ゲート入力 (0 / +5V 〜 +12V)
  • ・外部オーディオ入力 (標準 1Vss 入力、ディストーションなし)
  • ・LFO1 リセット入力
  • ・LFO2 リセット入力
  • ・オーディオ出力 (ライン出力、標準1Vss、モノラル)
リアパネル
  • ・USB (タイプB)
  • ・MIDI IN
  • ・ラーンボタン
  • ・Gate : 0/+5V (ゲートおよびラーン機能表示用 LED)
  • ・CV1 : MIDI ノートメッセージ (0 〜 +5V)(1V/Oct VCO の CV 入力に内部接続)
  • ・CV2 : MIDI ピッチベンド (-2.5V 〜 +2.5V または -5V 〜 +5V に設定可能 内部ジャンパーにより設定)内部接続なし
  • ・CV3 : MIDI ベロシティ (-5V 〜 +5V)内部接続なし
  • ・CV4 : MIDI コントロール・メッセージ (ラーンモードでアサイン可能)内部接続なし
  • ・CV4 はオーディオ出力としても使用可能 (内部ジャンパーにより設定)
  • ・電源 : 12〜15V AC 最小 500mA

Dark Energy II から Dark Energy III での変更点

Dark Energy III は Dark Energy II の後継機種です。基本的な機能や設計は継承しながらいくつかの変更点があります。

  • ・VCO がノコギリ波コアから三角波コアに変更
  • ・ウォームアップ時間が不要になり、電源を入れてすぐに安定したピッチで演奏可能
  • ・VCO のチューニング精度が向上し、8オクターブに渡る 1V/Oct トラッキングを実現
  • ・VCA のコントロールががリニア・スケールに変更
  • ・コントロールパネルの LFO1 出力と エンベロープ出力の代わりに LFO1 と LFO2 のリセット入力を搭載 (LFO1 出力と エンベロープ出力は内部基板にピンヘッダーが用意されており、改造により使用可能です)
  • ・内部基板の機能拡張用ピンヘッダーが増加、インバーターが追加 (※電子工作に詳しい方向けの機能追加です。ユーザー自身で改造を施した場合は保証の対象外となります。)
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